9月14日(金)

サービスがわるいと家の者にいかり、それを義母の手前口にも出さず、心の中で不平をこりかたまらせ、我慢し切れなくなると、あばれて器物をこわそうとか家の者の身体に疲打を加へようかとおどかしたり、又気のすむほど金をつかつて遊んでやらうと考へたりする事は、生活をする上において上手なやり方ではあるまい。それを俺は時々実行に移してやらうと考へる。気のきかない(働らいて疲れて帰る俺に対するおもいやりのない)君代や義母ももちろん気のきかない話だがそれをあばれて破カイ的方策でやるより、もつとよい方法があろう。気のきかない連中なら気のきくのをまつてゐて、いらいらしてじれつたがつて腹を立てゝゐるより、手つとりばやく要求する事だ。いや命令を下す事だ。その方がいらいらして破カイ的言行を行ふよりましだ。それから先に更に良い方々も考へつき、又それが実行されようにもならう。

今日は大安だから、政美のお宮参りをしようと予定したが天気がわるいので中止

娘からの注:                            夕食時に、父と母のあいだに急に険悪な空気が流れる。父が語気を荒らげてわめき出す。母は不貞腐れた顔でそっぽを向き、テレビのほうを見ながらご飯をかきこむ。「いったいどうなってるんだソッチは!」と叫びながら、父は持っていた箸を二つにへし折って母の顔に叩きつけて、自分の部屋へ行ってしまう。父がした破壊的言行で具体的に壊れたのは箸くらいだったが、これを目の前でされる子供の身にもなってほしい。家族4人揃っての食事は私にとっては拷問だった。

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