12月23日(日)

朝、洗濯などやつて、おわつたら十一時すぎ。君代は政美を見ねばならないから、仕事がはかどらない。老母は、気ばかりやかましい程たつしやだが、体はやつと動ける程度だ。子守もろくに出来ない。政美をおんぶして通町にお歳暮に行つて来る。それから又家事をやつて、出勤迄少しねる。    おんぼろ家で掃除しても張合がない。                 こんな、ぼろ屋にいつまで住まねばならぬのか、と思ふといやになる。 が 仕方がない。がまんするより手はない。              ある年月が過ぎたら、コンクリートブロツクの素晴らしい "希望の家 "をたてよう                                それが俺の夢だ。

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