「水木しげる 魂の漫画展」

画像1 見てきた。月曜だったので会場は空いていて、展示をじっくり見れた。「魂の漫画」と銘打っただけあって、貸本時代の原画、創作構想メモや編集者からの手紙(鬼太郎のストーリーをもっと子供にわかりやすくという要請)など、かなりのファンでも満足できる濃い内容だと思う。
画像2 やっぱり手で描かれた「肉筆原画」はすごい。一本の線にこめられた熱量、ペン先のスピードがビンビン伝わってくる。創作メモの文章も一気に書かれていて書き直しや訂正がない。じっくり推敲するのではなく、発想がすでにほぼ完成形に近かったようだ。やはり天才か。
画像3 池上遼一がビデオで語っていた「水木絵の空気感の出し方」が興味深い。空気感でキャラクターの存在感を表現する。その説明に使用した原稿がちゃんと展示されてるというのも親切だ。妖怪もの戦争もの風刺もの、色んな原画が見られて満足度は高い。7/7まで横浜そごう美術館で開催中。水木先生のパワーに直に触れられる、漫画に興味のある人は見て損はないだろう。

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