日記:五月蝿い

最近、日記を書く機会が多くなっている。特に中身のない日記。どういう気持ちでこの日記を書いているのか自分でもよく分からない。ストレス解消なのか。自分の気持ちの整理なのか。今までの自分の記事を見返すことも少なくないのだが、日記という名目で書いている記事に関しては一切見返すことがない。「よし!今日は日記を書こう!」と決めて書いている訳でもないし、このブログからいつ削除しても良いと思っている。いや、多分いつか消す。誰かに見られたいとかもないしね。

でも、今日も今日とて。

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寝たのは朝7時半頃。起きたのは11時半頃。変な夢を見た気がしたが思い出せない。引っ越しの件で母親に電話をし、12時半頃にベッドから身体を起こす。予定は何もない。いつも通り、本を読んで過ごすつもりだ。

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1つだけ用事を思い出した。メルカリで購入された商品を発送しなければならない。メルカリで出品したのは3年前が初めてで、それっきり。よく分からないまま出品して梱包材を用意した。いらなくなった参考書だったのだが、梱包が上手くいかず少しだけイライラする。なんとか梱包できたそれをセブンイレブンに持っていき、レジに通す。すると、どうやら既定のサイズに収まっていなかったようで、もう1段大きいサイズでやり直すよう伝えられた。イライラの次は恥ずかしさか。髪の毛ボサボサでダラしない格好でこんな簡単なことも出来ないのね自分は。こういう時に笑えるようになりたい。笑わずとも、辱めを感じないようになりたい。ずっと思っていることである。
対応してくれた店員の1人はとても優しい雰囲気だった。毎日のように利用する場所だが、この店員は見たことがなかったと思う。「すいません。」というと「大丈夫ですよ。」と言ってくれた。自分より少し年上の女の人だったと思う。顔は見れなかったけど、多分素敵な人なんだと思った。単純すぎる思考の自分には笑えるし、そんな時まで今後レジ以外の場所で一切関わらないであろう他人の人柄を読み取ろうとする自分には呆れる。いや、もうこの癖は条件反射だから仕方ないんだけど。
何とか発送手続きを済ませ、コンビニを出た後、暫くここには行くことができないなと悟った。自意識過剰もいいとこだ。

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帰りにご飯を買って帰るつもりであったが、そんな気分ではなかったので家に直行し、定位置であるパソコンの前に座る。タイピング練習ができる適当なサイトを開き、無心でキーボードを打つ。スコアが表示される。そのスコアの基準がよく分からないまま、"○点取れるまで終われない"ルールが実施される。つまらないルールが実施された後も無心は続く。1回目、終わらない。2回目、終わらない。終わらない。終わらない。終わらない。そしてサイトを閉じた。人生無駄にしてんなぁ。

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今日は楽しみにしていることが2つある。1つは敬愛してやまない古川本舗さんのYouTubeライブ。そしてもう1つは好きなチームのサッカー観戦。時間帯は両方とも深夜。その時起きていられるように、17時頃、本を片手に寝ることにした。大抵、本を読みながら寝ようとすると、1ページぐらいで寝落ちしてしまう。別に疲れてもないのにな。ヨダレが垂れた。汚ねぇ。

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起きたのは19時頃。枕元には閉じた本。どこまで読んだっけ。
今読んでいる本は、湊かなえの『リバース』。読みやすくて面白い。寝転びながら読んでいると身体が疲れる。前回読んだ本の中に、「寝ている体勢で本を読むのは意外と難しい」というような文があり、あぁ自分だけじゃないんだなと気付かされた。体勢を起こす。
壁に凭れ、視界に入る文字に没頭しよう。と思ったが上手くできなかった。無音の部屋で1人読書をすることの難しさ、そしてある種の愚かさを、隣の部屋から聞こえてくる喘ぎ声で自覚する。これで2回目。2年ほど住んでいて2回なのだから本当はもっとヤっているのだろう。隣の部屋に聞こえるような声で、出会い系やセフレについて語り出す隣人はきっと頭が良くないのだろう。きっと自分がそう思っていたいだけなんだろうけど。そういう話が聞こえてくるたびに、自分が抱える人間とりわけ(異)性に対してのコンプレックスが深掘りされていくような気持ちになる。そんな気持ちになる自分が恐ろしく怖い。ダサい。気持ちが悪い。阿保。知らない。聞こえない。五月蝿い。絵に描いたように首を横に振って何とか思考から取り払おうとするが、媚びりついて離れない。イヤホンするのは負けを認めるだけだと思った。

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雑音が収まったところで、定位置に移動する。パソコンからBGMを流し、読書を進める。これ以降は集中して読むことができ、その物語を読み終えた。隣の部屋の行為が終わった後も脳内に頑丈に媚びりついて離れない雑念やコンプレックスが少しずつ薄れていくぐらい、面白い小説だった。湊かなえの小説は初めて読んだが、評判通り、話の展開が素晴らしく、かつ言葉の言い回しがシンプルでとても分かりやすい。またこの本自身も、他の作品も読んでみたいと思った。

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風呂でシャワーを浴び、ドライヤーで髪を乾かすと、時刻はもう22時だった。今日は近くの弁当屋さんのテイクアウトで夕飯を済まそうと思っていたが、22時閉店であったため間に合わなかった。Uber eatsから適当なものを注文する。
最近は原因不明のストレスフルな日常を送っている。泣きたくなる時間、怒りたくなる時間、狂いそうな時間が1日のどこかに潜んでいる。脳内が五月蝿い。騒がしくて喧しい。自分の脳内なのにそれらを抑止する術が知らないので、明日もきっとこんな1日になるのだろう。怖くはない。しんどいだけ。

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そして今、現在この文章を書き終えようとしたところでご飯が到着した。思えば今日もこれが最初の食事になる。生命を維持するための最低限の習慣ですら自分の中から消えかけているのが面白い。馬鹿馬鹿しい。つまらない。そういうもんだ。
ということで、ここら辺で。






Twitter:檸(@nei_monologue)

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