UMPC

これからはモノのログの前に、その次に題材にするモノに関するヒント的なミニコラムを書いていくことにします。今回はUMPCです。

UMPCというのはUltra-Mobile-PCの略称で、いわゆる「すごく小さい携帯性に優れたパソコンのこと」です。この言い方は今でも現在進行形で使われていますが、言葉の発祥としてはかなり古く2006年に出てきた言い方です。昨今はウルトラブックとか、ネットブックとか、言い方が細分化されたりもしてきています(少し定義が違ったりします)。

UMPCというか小さいパソコンの起源は、かなり古いです。昔から「コンピュータを携帯したい」という願望はあったわけです。今でこそ、猫も杓子もスマホスマホって感じでスマホの画面をずっと見ている人が多かったりするわけですが、ちょっと昔はゲーム&ウオッチとか、電卓で遊んでいるような人もいたぐらいです。電子機器のモバイル化というのは、人類の悲願というぐらいのところがあるんじゃないかなと思うわけです。

そんなUMPCですが、発祥は古いもののうまく形にならない時期が長く続きます。まず基本的に動作がもっさりというのがずっとありました。小型で省電力でパフォーマンスがそれなりにあるCPUというのは、本当につい最近までなかったんです。また世界の潮流があまりUMPCというのに乗ってこなかったというのもあります。UMPCの場合は定義として900g以下という重量の定義がありますが、例えば欧米なんかだと1.5kgぐらいまでなら軽い方だよねみたいな風潮が長くありました。なのでそんな軽いPCが生まれないわけです。

しかし近年になってやっとUMPCが生まれてきます。1kg以下でパフォーマンスもそれなりってやつです。Macbookだったり、Surfaceだったりと言ったところですかね。まあ出てきます。しかしこの潮流とは別の流れのものが意外なところから出てきます。それが今回のテーマです。

それらは7インチで500g以下という脅威のコンパクトさ。しかもPCとしてきちんとした動作のする代物でした。それが少しずつ洗練されていって今に至ります。さて、それがどんなものなのか?次回に明かしたいと思います。

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