見出し画像

ちょっとした気づきと4つのポイントを抑えることで、採用広報、企業広報、商品広報など、多岐にわたる広報活動に応用ができる。

クライアントから相談を受ける主なものに、企業広報、商品等サービスの認知を上げる商品広報、人事採用等に関わる採用広報など、細分化されて、お願いされることが多いですが、基本的な考え方を整理すると、広報活動は効果的に進めることができます。

ポイントは、

  1. 取材内容の整理(広報のゴール)

  2. 取材元(対象となる媒体)

  3. 広報のストーリー(想定する露出方法)

  4. 露出の目的とターゲット

広報として考えなければいけないポイントは、大きく分けるとこの4つのポイント。
つまり、広報の種類による業務委託を依頼する前に、これらのポイントを抑えるのであれば、すべてに応用が効きます。

取材内容の整理
企業広報、商品広報、採用広報であれ、何を広報のゴールに置くかというポイントがまず考える内容になります。
広報のゴールとは、単なる露出ではなく、露出した後にどのような内容が効果としてもたらされるかを想定することが必要です。
特に商品広報の場合、露出することによって、問い合わせの増加に対する対応、商品の在庫や配送状況の確保など、露出が目的ではなく、商品を販売するところまで想定して、広報活動を体系的に作り上げることが必要です。

取材元(対象となる媒体)
取材内容に整理と効果が想定された場合に次に考慮すべき内容は、対象となる媒体の決定になります。
経営陣や幹部と、広報担当者の間によくギャップが生まれることがあり、広報担当者がその間に挟まれていることが目につきます。

例えば、日経新聞に載せたいとか、WBS(ワールドビジネスサテライト)に取り上げられたいとか、その番組や新聞社のネームバリューでお話をされる方が多いですが、必ずしも、良いとは限りません。
確かに掲載された方がよいことは間違いありませんが、効果のない場合もあり、ただの自己満足に陥ることもあります。

広報のストーリー
過度な、広報ストーリーを作り上げることが、秘訣ではなく、番組やニュースの特性にあったストーリーとそれを見た消費者やターゲットに共感できるような見せ方やストーリーを構築することが非常に重要になります。
夕方のニュースで、難しい経済の動向やストーリーを形成してもそれを見る方(ターゲット)に合わない内容であれば、意味がありません。
また、消費者に影響を与える新製品が取り上げられても、日経新聞であれば、企業経営者等や投資家などは見ますが、メインターゲットとなる消費者には届かないことになります。
つまり、同じアプローチや取材であっても、対象によって話し方や見せ方を変える必要があり、それぞれの媒体特性に合致したストーリーを作り上げることがポイントになります。

露出の目的とターゲット
広報(PR)会社や広報担当者の中には、露出の数が増えたといって、一喜一憂する方がいますが、ナンセンスであると言えます。
これまでの3つのポイントでお話ししたように、露出自体が目的ではなく、露出の結果何が得られるか、露出により、広報や自社が考えるターゲットにメッセージが届いているかを考える必要があります。
採用広報を例に見れば、どのような学生や中途採用の学生を採用したいかにより、おのずと媒体やストーリーは変わってきますし読者層や期待値を考慮したアプローチを検討することで、自社が考えるターゲットに届けることができるということを考えてみるとよいでしょう。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?