鉄道趣味論

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ノート

ダイカスケール

自分の鉄道への興味の始まりぐらいで、駅の売店で売っていた統一スケールのおもちゃの影響は大きかった。

 この「ダイカスケール」は新幹線や寝台電車などは普通だが、クハ103やクハ113を基本に、塗装で無理矢理バリエーションを作っていたのが特徴だった。
 クハ103で中央快速とか山手線は判る。しかし東西線(銀に青帯)や千代田線(銀に緑帯)は無理があるだろう。持ってはいなかったが相鉄線とかまであったらし

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「鉄道ブーム」と言っても

少し落ち着いた感じもするのだが、「鉄道ブーム」と言われた事があった。
 実際にはどうなのだろうか? どうもちょっと違う気がするのだ。

 一つは、実態は「マニア観察ブーム」じゃないかと思うのだ。「ブラタモリ」が面白いのは、観察しているのがタモリが面白いからで、それをまた視聴者として観察しているからなんじゃないか。
 鉄道だってそうで、タモリ倶楽部の鉄道回もそうだが、カメラマンの中井さんとか、鉄道芸

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消極的架空鉄道論

「○○警察」と呼ばれる人たちがいる。他人の趣味のやり方に偉そうに首を突っ込んでは、現実世界との違いをあれやこれや指摘する事を史上の喜びとする無粋な連中だ。

 私が架空鉄道に惹かれるのは、架空の世界を創造したいという前向きな理由より、こういう連中に関わりたく無いというのが大きい。

 昔、関水のキハ20やトミーのキハ58は、特定の路線の車両ではなく「どこかのローカル線」だった。だからキハ40の所属

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架空鉄道の考えについて

「せっかくの架空鉄道なのにつまらないものがある」という話が雀兄から出た。

 しかしそれは「架空鉄道」というより「心象鉄道」なんじゃないかなと思うのだ。世代によって「蒸気機関車のいた頃の北の炭鉱鉄道」だったり「冷房が入る前の地方鉄道」だったり「ステンレス化する前の都市交通」だったりするだけなのだろう。だから現実に似る。

 かつて鉄道模型趣味誌に掲載された武蔵野急行電鉄や湘南交通といった架空の鉄道

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韓国にはまだ行かない

台湾の話が出たが、同様に近い国である韓国にはまだ行っていない。

 一番の原因は情報不足だろう。(自分にとって)面白い話があれば、民族のそれこれだ、文字が読めないだというのは関係ない。

 自分の場合、国鉄の列車とか、(自分の小さい頃の)地方私鉄とか、あとナローゲージとか、そういう所から鉄道に入っていった。韓国はこういう所からの接点はあまりない。

 もし都市交通から入っていたら、釜山に残るコルゲ

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台湾旅行について考えたこと

ここ何年か、暇があると台湾の事を考えていたりする。日本から近い、安い、といっても会社の休みが取れる時に行くとなると、結構値段がいったりするんだけど、これは「びょーき」の一種だろう。

 1981年、ブルートレインのブームが落ち着いた頃に、「鉄道ファン」誌に吉村光夫さんの台湾レポートが載った。吉村光夫さん、ちょっと年齢いった方ならご存知の「ロングおじさん」である。

 これが、多少間違いがあったりし

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軽便鉄道へ

「軽便鉄道」とか「ナローゲージ」と呼ばれる鉄道がある。実際にはJR各線も国際基準ではほぼ「ナローゲージ」なんだけど、日本ではそうは呼ばれない。

 線路の内側の幅が1m無くて、小型の車両しか走れないような鉄道、森林鉄道や鉱山鉄道。文学作品で言うなら「トロッコ」や、「坊っちゃん」の「マッチ箱のような汽車」になる。

 自分がこれを好きになった事を考えてみる。自分が好きになった経過を考えれば、他人を引

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鉄道趣味の閉鎖性について

(拙ブログ「俗世界の車窓から」より一部加筆)

 例えば飛行機雑誌でファントムやトムキャット、イーグル、ホーネット、あるいはジャンボジェットの特集を毎回次々やっても文句は来ないだろう。クルマの雑誌でフォードGT40や427コブラの特集をやっても同様だろう。

 ただ、鉄道雑誌に関しては「アメリカネタ」、もっと言うなら「海外ネタ」を快く思っていない勢力が間違いなく存在する。実際感じるし、Wikipe

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子供むけ鉄道本から考える

「子供向け鉄道本がなぜ判りやすいと感じたか」は結構深いテーマだと思う。いや、実際にはコロタン文庫など「判りやすい」訳じゃないんだけど、「判りやすく感じる」は確かなんだよな。

 写真やイラストを主体にして「よくみるアレは○○系って言うんだ」という理解させ方にしたというのもある。一見「機関車と電車」とか「鉄道会社」で章立てているように見えるけど、実際はパラ見だけで結構楽しめる構成なのだ。

 そもそ

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趣味を広める媒体

自分の場合、ブルートレインブームの頃にまずブルートレイン目当てで鉄道雑誌を買ってもらって、そこから色々広がって行った。

 インターネットが一般的になり、自分でホームページを作れるようになると、遊覧鉄道とか題材に作ったし、ブログもやった。そこそこ見てくれる人もいた。もちろん、検索して探してくれるのだ。

 しかし今、ブログって衰退してるんじゃないかと思う。検索も、だいたいウィキペディアどまりで、個

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