鉄道趣味論

21
ノート

ジャイアントカプリコ

以前、さる人からグリコのジャイアントカプリコ(あるいはその類似のお菓子)はまだアイスクリーム、ソフトクリームが高価だった頃に、その廉価版として作られたと聞いた。

 さもありなんであるが、鉄道車両にもこれに似た例がある。
 まだステンレス車体の車両が高価だった頃に、ステンレスを素材として使わず、鋼製車体をスポット溶接で組み上げ、コルゲート板を配した車両が生まれた。
 定山渓鉄道2300形、東急玉川

もっとみる

辛子色に塗ってみま専科

トミーテック猫屋線に蒸気機関車が加わるという。それに関連して、ナローの蒸気機関車を黒以外で塗ることについての話が出た。

 日本の戦後の蒸気機関車のほとんどが黒という印象は多くの人が持っている。しかし趣味、遊びとしての鉄道模型を考えた時に、本当に実物追従でいいのだろうか?

 おそらく、蒸気機関車が黒というのは、その写真の多くがモノクロだった為に印象として持たれているのだろう。そして最後に残った国

もっとみる

架空鉄道での20m級旧型国電について

20m級旧型国電というと、Nゲージの鉄道模型ではグリーンマックスから板状エコノミーキットも出ていて、私の世代には親しみ深い。最近塗装済(多分成形色だろう)としてまた出ているらしい。

 実物の方はというと「コロタン文庫」等に載ってはいたが、国鉄の路線上から消えつつある時に知ったので、御殿場線の72・73系も見るだけ、身延線、飯田線も撮影に行くとまでは行かず、後まで残って宇部・小野田方面で活躍してい

もっとみる

「みんな知ってる鉄道車両」の終焉

Nゲージ鉄道車両の少なかった頃、マックス(グリーンマックス)のプラキットは、その車種を出来はともかく(つまり作成する腕に左右される)増やすのに貢献してくれた。

 今、こういうのはどうだろうと考えた所で愕然とした。昔は「みんなが知ってるけど模型になっていない」車両があったけれど、今は好きな車両が年代で分散していて、かつ地方で分散している。
 旧型客車は(うるさく言わなければ)全国区だった。旧型国電

もっとみる

青木鉄道博覧会

東京ビッグサイトでの鉄道模型イベントの帰りに、吉祥寺で行われた青木俊直氏の個展に行ってきた。青木氏の事は、以前ツイッターで「あまちゃん」のイラストが回ってきた人としての認識しか無かった。

 ただ、今回の作品展の開催を知らせるイラストを見て、「只者ではない」と思った。この「ARE」のロゴ、(今は無き)ヨーロッパ国際急行の「TEE」をもじったものであるのは明白で、本人のおっしゃる「鉄道にあまり詳しく

もっとみる

小田急ロマンスカーGSE

小田原駅近くのポイントで昨日撮影してきた。渋沢近くだと混雑してるんじゃないかと思ったからで、結果的にはここで正解だった。三人ぐらいだったか。
 まだLSEも完全に引退ではなく、1編成はローテーションに入っていた。

 ロマンスカーも連接構造はやめてしまうのかな。

 しかし、ちゃんとロマンスカーになっているなというのが感想だった。

電気釜

過去のデジカメ画像を漁っていたら、長野に行った帰りに時間がまだあるからと撮った「妙高号」の画像が出てきた。今や貴重な記録だ。

 すでに北陸新幹線の試運転は開始されていたと記憶する。

 これがあの183・189系最後の撮影になるんじゃないかとも思ったが、たまたま機会があってその後も撮っていたりする。

 ただ、それらはトレインマークは無かったりするんだけど。

「電気釜」という呼ばれ方は、おそら

もっとみる

あれは「鉄道ブーム」では無かったのか?

「ブルートレインブーム」という言葉はあるが、むしろその後、「鉄道が少年達(一部としても)の好きな定番」である時期は長く続く。
 私がこれを「ブルートレインブーム」と分けて考えるのは、それを引っ張る「一番人気」が必ずしもブルートレインでは無くなってくるからである。
 もちろんブルートレインブーム前から鉄道趣味の少年がいたと言うのもあるが。

 それはいくつもの流れがあって、「時刻表2万キロ」のヒット

もっとみる

コミック鉄ちゃん

拙ブログ「俗世界の車窓から」過去の記事より

 先に言っておきますが、ここの文章は評論、ガイドとしては役に立ちません。自分の目で確かめ、自分で評価してください。
 個人的な気持ちとしては嘘偽りはありません。

***

 昨今、鉄道書籍の隆盛は玉石混交とはいえすごいものがあり、もはや本に写真の載っていない鉄道を探すのは至難の業と言って間違いないでしょう。

 反面、人生が「まだ見ぬ鉄路を求める旅」

もっとみる

鉄道雑誌について、知ったような話

雑誌が売れないとか言いながら、鉄道雑誌はずいぶん種類があるじゃないかと見られる場合がある。実際には○○鉄と呼ばれる言葉があるように、住み分けがあるんだけど。

 例えば「交通インフラとして捉えた鉄道を」となると「鉄道ジャーナル」を読むのがいいし、「鉄道での楽しい旅を」となればずばり「旅と鉄道」がある。この二つは「乗り鉄」向けと言っていい。
 とにかくむちゃくちゃ鉄道に詳しくなりたいならば「鉄道ピク

もっとみる