ビリーバー時代

 なんか自分のビリーバー時代の話をやったら面白いとか言われたが、今も基本的にはビリーバーなので変わりはあまりないと思う。
 ごちえいは嫌いだった。今もか。大槻義彦は嫌いだった。今もか。いや、事例収集の面は偉いと思うが誰かの借り物だったら嫌だな。
 キッチュ(松尾貴史)は、あの人は私が青少年の頃はビリーバーで、「未知との遭遇の制作にはホンモノのUFO研究家が関わってるんだぜ」(この話はホント、本人も出てる)とか自慢げにうんちくをたらしていた。否定派になった後の姿は嫌いだ。
 あと、「世界はこうしてだまされた」って本とか、参考にはなるけど、あんまり否定派になりたいと思わなかった。今も思わない。
 この事から判るのは、否定派の本を読んだからといって、否定派にはならないという事だ。

 よく誤解されるが、ビリーバーは何でも信じる訳ではない。好みもあるし、矛盾もあるからだ。
 何でも信じると「ネッシーの正体は太古にここで死んだ首長竜の地縛霊、地縛霊だから食物の問題は無いし、死体は上がらない」という超絶理論も可能だが、なかなかそういう人はいない。
 もう一つ言うと、何でも信じるタイプの人はなかなか救われない。

 私の例で言うと、例えば魂に重さがあるなんてのは全く信じていない。

 この為、否定派が嫌いな以外に肯定派も嫌いになる。例えば筆頭がテレビでベントラとか教えていた元CBAだ。こういう連中がいるからUFO好きが誤解されるのだと思った。今も思う。呼んだらすぐ来るなんて今時ピザ屋でもなかなか無い。

 あと、あんまり推しにしてない超常現象の否定はテレビでも普通に見ていた。毎日放送のワイドYOUの「心霊写真の謎を暴く」なんかを見ていた頃は今に近いかも知れないが、大好きだった。

 家が静岡県なので、清水に行って、御穂神社の参道が海に真っ直ぐのびているのをみて、これはかつて来たカミがまた来ることを願って真っ直ぐな道を作ったのだとか思ったりした。なんだかカーゴ信仰みたいな話だ。
 都合よく、ここにはオオクニヌシ(これは間違い、オオアナムチ。私の聞いた相手の記憶違いだった)が天日鷲大羽車という乗り物で降臨した話があるのだ。ヨリシロとなる岩礁がかつてはあったのだという。松はその代わりかもしれない。

 実はこの馬鹿話を「ムー」に送った事がある。採用されなかったが。「ムー」じゃなかったかも。

 しかしこれをずいぶん後に自分のホームページに書いたら、しばらくして「ムー」に「おとぎ話はUFOの記録か」という並木さんの記事が載り、なんだか似たような文章が出ていたものだ。パクリじゃないよね? 並木さん!

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