青木鉄道博覧会

 東京ビッグサイトでの鉄道模型イベントの帰りに、吉祥寺で行われた青木俊直氏の個展に行ってきた。青木氏の事は、以前ツイッターで「あまちゃん」のイラストが回ってきた人としての認識しか無かった。

 ただ、今回の作品展の開催を知らせるイラストを見て、「只者ではない」と思った。この「ARE」のロゴ、(今は無き)ヨーロッパ国際急行の「TEE」をもじったものであるのは明白で、本人のおっしゃる「鉄道にあまり詳しくない」という言葉は、本当の所はどうなのかなと思ったものだった。

 作品に描かれているのは「キシャ」ではなく「デンシャ」なのだが、その色合いは(今は無いとしても)実際に存在していたものを思わせる。

 その漫画の中で都会から来たギャルが言っている言葉にもあるように、路面電車としてもかなり小さい。単なるノスタルジーではない不思議な世界だ。

 他にも新幹線車両が裏通りを爆走しているような作品もあった。

 私は同人誌の題材として鉄道を扱っているが、それは「鉄道に詳しい人にだけウケる」というものではダメだと思っている。「SLブーム」も「ブルートレインブーム」も本来好きでもない層を取り込んだからこそ盛り上がったのであって、興味の無い人も引かれるような「作品」を作らなければならないと思っている。

 青木氏の作品には、そこの所のヒントがあるのではないかと思う。

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ものぐさ太郎α

同人誌サークル「かんきゅう舎」代表。「Spファイル」「UFO手帖」参加者。台湾のオート三輪「鐵牛車」の他、ブルートレインブーム、文化的側面からの空飛ぶ円盤など研究しています。

鉄道趣味論

鉄道をめぐる趣味と、それを発信していく事について雑に考える
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