いいえ、アズテックです

 UFOに関して、肯定、否定問わず、よく知らない人に勘違いされている部分がある。昔はそんなこと無かったのだが。

 それは、(前置きとして判らない飛ぶものの話があって)「ロズウェル事件」が起きて、「グレイ」が発見され、その議論が延々続いているというものである。

 そんなバカな。と思った人はある程度UFOに詳しいか、記憶がしっかりした人である。

 いやいや、実は私の知り合いにも、私と同年代(1970年頃の生まれ)に関わらず、小学校低学年の頃から「ロズウェル事件」や「グレイ」をテレビでやっていたという人がいるのだ。

 おそらくそれは「アズテック事件」などの他の円盤墜落事件と「小人宇宙人」の記憶が、その後上書きされたのだろう。

 UFOの世界とは、よく判らない人にとってはパッチワークのように脳内に出来上がった物なのだろう。いや、これは実際間違っていないかもしれない。

 これはUFOに限らない。隣接するジャンルである超古代文明でも、グラハム・ハンコックが出てきた時にこれを、デニケンに似ていると思った人がどれだけいるだろうか。普通の人は忘れているか、両者をごっちゃにしていたのではないだろうか。

 墜落円盤の話は、少しかげりを見せたUFOにとって、カンフル剤のように働いたかもしれない。しかし影響が大きすぎたのか、その後は結局墜落円盤話の続きばかりになってしまった。

 その過程で切り捨てられた「3メートルの宇宙人」などに、自分など興味を持つのだが、この辺は世代の差かもしれない。

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