1990年代から

 UFOとか超常現象について、自分は1990年代以降どうだったろうか。
 中村省三さんの「宇宙人の死体写真集」や「赤い国のエイリアン」は買っていた。たまに思い出したように「ムー」とか「ワンダーライフ」を立ち読みして、気に入ったら買っていた。あと「X-ZONE」という「集めてバインダーに」みたいな本も途中まで買っていた。

 その程度か。と思ったが、とんでもない物を思い出した。竹書房から出て、シリーズ化する「スーパージャーナル」(1992年)である。なんと並木伸一郎監修。かの「JSPS」会長にして「ムー」常連の並木さんだ。

 ところがその内容ときたら、「ムー」で「海外ニュース」として紹介される「ウィークリー・ワールド・ニューズ」の記事(の多く)が、何らかの事件のパロディーだったり、ジョークだったりというのをほのめかすものだった。はっきりとは書いていないんだけどね。
 少し後に「サン」のパロディー記事の本も文庫で出ていた。

 UFOに関しては墜落ものばかりになって食傷気味だったが、「そうか、こういう捉え方をしていいんだ」「笑っていいんだ」という転換のきっかけだった。

 その一方で「19世紀の謎の飛行船事件」や「ナチスの空飛ぶ円盤」には興味があって(今もだが)、矢追スペシャルの最後を飾った「ナチスがUFOを作っていた」(1994年)は笑ってしまった。戦車の砲塔を逆さに付けるなよ!

 こういうタイミングで中村省三さんの「宇宙人大図鑑」に気付いておけばなあと思っている。何しろ検索エンジンどころかパソコンの導入もまだだったんで情報がなかなか入らなかった。

 その後「トンデモ本の世界」も知るんだけど。オウム事件もあって、怪しい話は下火になったね。

 で、パソコンも入手してネットに繋がった頃に「ここがヘンだよ宇宙人」という本を買う。「ここがヘンだよ日本人」という今の「日本すごい」と逆の番組があって、そのパロディーだった。

 いやあ、忘れていた宇宙人がたくさん! 映画のヤツも出ていて面白かった。「ウチュウジンダイズカン」さんのサイトもみて、よっしゃ、俺もやろうと「ウンモ星人GOGO!」を立ち上げる。

 これが良かったのか悪かったのか、今に至る原点で、ヤフー掲示板を覗きに行ったりして、2005年夏前頃に「mixi」に呼ばれる。そこの「円盤本の夜明け」コミュニティでは世にも恐ろしい計画が始動していたのだ。

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