UFOについて

 UFOが好き。というのはかなり誤解される趣味である。
 誰かに「UFO信じているんですか?」と聞かれる場合の「UFO」は「宇宙人の乗り物(が地球に来ている)」である。その人の頭の中にはあの胡散臭い「アダムスキー型」が飛んでいる。

 仮に宇宙人の乗り物の話を書いても、それを信じている必要はない。むかしあるSF作家が「それなら絵本作家は動物が人間の言葉を話すと信じているのか?」と言ったという。

 しかし本来UFOとは「正体の判らない飛行物体」である。
「UFOは正体の判らない飛行物体」と説明すると「それは正体はなんだと思いますか」とくる。自分の質問がおかしいと思わないのか。だから「正体の目星のついたものは、UFOかどうか疑問ですね」と言うようにしている。

 年末の「未確認飛行物体は存在しない」派と「未確認飛行物体の正体は宇宙人の乗り物で、地球に来ている」派の雑談番組はとうに飽きて見ていない(ごめんね韮澤さん)。
 それより「なぜ未確認飛行物体の正体が宇宙人の乗り物になったか、それはいつなのか」調べる方が面白い。

 否定的に考える方がまともかと言うと、そうでもない。否定派の意見で頭にくる1つが、「目撃者はウソをついていると思う」だ。実はこれは少し考えれば判るが「それは神様がやった」と同様の問題点がある。なんでも解決できてしまうのだ。
 だからもしやるなら「ウソをついている」証拠を見付け、証明しなければならない。思うだけなら誰でもできる。簡単ではないのはすぐに判るだろう。あと、ウソと勘違いは違うし、ウソと「知らなかった」も違うだろう。

 それから、「ビリーバー叩き」にも腹が立つ。自分は何もUFOの事を調べないくせに、他人が調べたUFO否定論を振り回すのだ。みっともない。弱いものいじめもいい所だ。

「未確認飛行物体」、しかしそれは本当に「物体」なのだろうか? あるいは「現象」なのか? 個人の「体験」なのだろうか?

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