#21 心のブレーキとプライドの話。
僕は昔、無駄なプライドをたくさん持っていた。「人に物を頼むのは自分が出来ない奴だという証だ。」とか、「知らないっていうことは恥ずかしい。」とか。もちろん今でもないわけではないが…。
心のブレーキに気付く
いつかのタイミングで、小さなプライドは心にブレーキをかけていると気付いた。
前に進みたいと思っている感情を後ろから首根っこを掴まれているかのように引っ張ってくる。
そんなブレーキに気付けたのは今思うと幸運だった。
昔から人に物事を頼むことが苦手だったからこそ、自分でやらないと。と抱えすぎて破裂寸前になっていた。むしろ少しだけすでに破裂していた。
そこまで行って初めて、心のブレーキ。つまり、小さなプライドを捨てなければならない状況に無意識のうちになっていた。
「あ、このプライドが前に進む歩みを止めていたんだ。」そう思わされた。
一歩目は重く、二歩目からは軽い。
この時に初めて、人に物事を頼んだ。鉛のように思い感情を抱えながら。。。
でも、自分が思っていた何倍も軽やかに受け止めてくれた。
「え、こんなもんなん…?」
そう思えるようになってから少しずつ、心のブレーキを外せていった。
それからの歩みはどんどん軽くなっていた。
また、歩みが重くなったらこのことを思い出そうと思う。
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