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倉持由香さんの子どもが自閉スペクトラム症

昨日の夜にバリバラという番組を見ていた。障害のあるひとがeスポーツをするという内容だった。
このバリバラという番組を僕は結構好きで、結構見ている。
有名なところでいうと24時間テレビを障がい者を使った感動ポルノだと真裏の番組でやっていたという話がある。バリアフリーなバラエティを謳っていて、感動ポルノと批判しながら最後は出演依頼待っていますと終わっていて、しっかりバラエティとしてフラグ回収しているような作りになっていた。

その中で倉持由香さんというグラビアをしているタレントさんが出ていた。綺麗なひとで雑誌のグラビアで見たことがある。確か大きいお尻を売りにしていたような気がする。まぁ番組に花を添える感じで居てるのかなぁぐらいに思っていた。

番組としてはストリートファイター6のトッププロのどぐらさんというひとと、障がい者2人のプレーヤーがハンディキャップマッチで戦うというものだった。正直どぐらさんが流石に勝つだろうと思っていたが、障がい者チーム側が勝っていた。どぐらさんが番組構成を考えてわざと負けたのかなとも思ったが、ハンディキャップマッチであったことと、どぐらさんがメインキャラでなかったことと、おそらく番組のレギュレーションがあまりよくなかったっぽかった。

そうこうしているうちに番組終盤に倉持さんに話を振られて、子どもが自閉スペクトラム症と診断されたと打ち明けていた。旦那さんはトッププロゲーマーのふ〜どさんだそうで、僕はそれにも驚いた。僕の中では倉持さんよりふ〜どさんの方がメジャーなのでそうなんだー!って感じでした。
倉持さんとしては診断を受けた時にすごくショックを受けてと言っていたが、旦那に報告した時に「攻略していこう」と言われてすごく勇気をもらえたみたいな話をしていた。

これはさすがトッププレーヤーだし、本当にいい言葉だと思う。そもそも自閉スペクトラム症なんてグラデーションのようなものなので、ここからといってラインがしっかり決まるものではない。コミュニケーション能力も自閉スペクトラム症なんか関係なくできないやつはできないし(昔の僕)、病気の有無はできるかできないかではなく、得意不得意のレベルに過ぎない。

王と言われる日本で初めてプロゲーマーになったウメハラさんなんかその最たるものだ。一般的な仕事はうまくいかず、長続きしなかたとご自身でおっしゃっているし、昔は本当に愛想の悪いひとだった。
しかし、今では格闘ゲーム業界全体のことを考えて動いておられるし、なんならおもしろおじさんのようなポジションで配信もしておられる。悩み相談みたいなこともしてて、すごく芯のくった回答をしていて僕自身感心していた。

ダメなひとだっただけにダメなひとのポイントがよくわかっておられるのだ。
ただ、そのダメだったひとは業界の最前線にいて、王と言われるほどの人物になっている。

結局みんな人生をいかに楽しく生きていくかが問題なのだ。そのために好きなことを見つけるということが人生において非常に大事なことになる。僕にとっては武術の解明であり、お金のかからない趣味で本当によかった。
人生が幸せになるのに障がいの有無は関係ないのだ。難題を攻略できるかどうかなのだ。

僕が思うに、苦しんでいるひとはどうにもならないことで苦しんでいることが多いと僕は思う。例えば僕がイケメンになりたいとか小顔になりたいと望めば永久に苦しみ続けるだろう。そんなどうにもならないことを悩んでも仕方ないのだ。
障がいの有無も同じであるもんはあるんだからその中で何ができるかを考えることが大事で、なんともできないことを悩んでも仕方ないのだ。

僕自身子どもにできることは好きなものを見つけるためにいろいろな経験をさせることだと思っている。大人の保護下でできるうちにより多くの失敗をさせるのが僕の仕事だ。その中で好きなものを見つけてくれたらなと思っている。


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