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アルバム用レコーディング終了!!

昨年夏から進めていたアルバム用のレコーディングも、数日前のホールレコーディングをもってすべて終了いたしました!

ホールは埼玉県のプラザイースト。前半はピアノ+ヴァイオリン+チェロのトリオ編成。後半はピアノ・ソロというスケジュール。録音エンジニアはいろいろとご縁のある葛巻善郎さん。今回は録音システムも一新され、日本では導入例が少ないDADというメーカーのハイエンドなADコンバーターを使用し、32bit 96kHzでの記録となってます。

ピアノは僕の大好きなベーゼンドルファー。Model 275という、現行ラインナップにはないフルコンサートモデルですね。2007年のレコーディングではModel 290 Imperialを使用しましたが、この275もすごく良かったです♪ ベーゼンドルファーは木で出来てる部分はすべて響かせる設計なので、音の飛び方が他のピアノとは違います。どうやら鍵盤に向かって前方と後方に大きく飛ぶようです。このあたりがスタインウェイなどと大きく違うところですね。実際、今回チェロを演奏してくれた方も「ピアノに邪魔されず自分の音がよく聴こえる!スタインウェイだとうるさくて・・・(苦笑)」と言ってました(笑)ベーゼンドルファーが合奏に向くという所以がお分かり頂ける証言ですね。調律は、毎度お世話になってる名取孝浩さん。数々の有名ピアニスト、アーティストの調律を担当してきた業界の有名人です。今回も素晴らしい調律をしていただき、また、要所々々で的確なアドバイスをしてくれて本当に助かりました!

このホールはそんなに新しくはないのですが、そのぶん床材などがイイ感じに馴染んで、楽器がすごくよく鳴るホールとなってます。実際、ガツンとffで弾くと、椅子からお尻に振動が伝わってきました!ホールも楽器の一部だということを痛感しましたね。これが全体の音に影響してないワケがない!客席数400前後のホールですが、録音にはこれくらいがちょうどいいみたいで、響きも申し分なく、弦のお二人も「ここは響きがよくて気持ちいい♪」と言ってました。

最後に、ヴァイオリンの佐藤恵梨奈さん、チェロの福井 綾さん、素晴らしい演奏をありがとうございました!お二人ともご自身の演奏活動や数々のコンサートや舞台、TVなどでご活躍されてる演奏家です。アンサンブル経験の少ない僕にもちゃんと合わせていただけました(笑)また、奏法やアレンジについての提案もしてくれたりと、今回のレコーディングをよりよいものにしてくれました♪
というワケで、今回のアルバム収録曲はすべて録り終えました。あとはエンジニアさんにミックスおよびマスタリングをしてもらえば音源は完成です!とは言え、僕は著作権管理会社への管理委託&利用申請、JANやISRCのコード取得、ジャケット制作(メインビジュアルは美術家に発注済み)、CDプレスの手配、配信の手配、販路の検討など、事務的な仕事が山積みですが(^^;;というワケで、リリースは夏前くらいになるかと。前述の通りCDと配信で。配信ではハイレゾでも出したいと思ってます。みなさまお楽しみに♪

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