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「ねこちゅう」って知っとる?


”ねこちゅう”という言葉を聞いたことがあるだろうか。


ねこと暮らしている人なら誰でもおちいってしまう、自分の飼い猫への異常な愛情のことを言う。「自分家のねこファースト状態」である。

※「ねこちゅう」・・・この言葉が実際に存在するかは不明


例えば、テレビで猫の映像が映ったとする。そのとき、”ねこちゅう”な人は、「うわ〜〜!この猫ちゃん、うちのねことそっくり〜〜!でも、やっぱりうちの子が一番だわ。」って言いがち。どの家庭でも、自分の家のねこがナンバーワンなのだ。


我が家にはねこが3匹いるが、”スーパーウルトラマックスねこちゅう状態”である。みんな本当にかわいい。


☆☆☆


まぁ、そんなことはどうでもよくて。
日曜日、「ペットと暮らすこと」についてわいわい雑談していて、思ったことをメモしたい。


動物と暮らしていて、もっともツライ瞬間が「別れ」である。飼おうと決断する前に、必ずこの問題にぶち当たる。


ある子が「別れが辛いから、ペットを飼えない」と言った。
「うん、それものすごく良くわかる」と思った。


わたしも7年前に13年間ほど飼っていたねこを癌で亡くしてしまった。その日は、寂しくて、ショックで、雨の日に大泣きしながら学校に行ったことを覚えている。この記憶はあまり昔のこととは実感できなくて、今でも思い出しただけで胸が苦しくなる。


小さいからだを日に日に病気が蝕んでいく様子を見ているのがつらかった。半年間で一気に悪化した。長い間一緒にいたいと思いつつ、本当に頑張ったね。最後はそんな気持ちになった。ペットを飼うのは、もうやめよう。そんなルールさえできようとしていた。


しかし、約1ヶ月後のある昼下がり、庭の木陰で見たことがない一匹のねこが涼んでいた。今一緒に暮らしているいちばん年上のねこである。亡くなったねこにまるでそっくりだった。外でしばらく様子を見ることもせず、その日からすぐ家族の一員になった。今ではもう2匹増えて、3匹のねこと暮らしている。不思議な出会いである。


☆☆☆


別れるときのショックを考えると恐ろしい側面もあるが、それでも一緒に暮らしていることが日々楽しい。うちのねこはかすったり、噛んだりすることはほとんどなく、みんな甘えん坊で、かしこい。(このメモを書いている今も、わたしのベットでからだを休ませている。まるまるしていてかわいい。)


そして、私たち飼い主をよく観察していて、癒してくれる。本当に良い子たちだな〜〜とつくづく思う。





また今日も”ねこちゅう”な1日であった。


ねこを飼っている人は、共感していただけると思う。

ねこちゅうにも段階があるが、機会があればまたその話をしたい。



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