美食の街 サンセバスチャン
オーストリアからスペイン北部のビルバオ空港という小さな空港に飛んだ。
巡礼のスタート地点に向かう途中に、サンセバスチャンに向かってみることにした。
ビルバオからバスで1時間ちょっと
サンセバスチャンは、スペイン北部はバスク地方、海沿いにある美食の街として有名な街だ。
何度か耳にしてから、いつかは行ってみたかった街。
ヨーロッパの料理に興味があるので、本場の味 バルの雰囲気を見てみたかった。
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スペインに着いてから オラ(こんにちは)と言われ、スペインに来たんだなぁと思った。
いつもスタートは0から。
どこに行くのか どうやって行くのか
宿はどうするか
わからないことばかりで、一個ずつやってみる。
この旅を通してなんとかなるってことと、ちゃんと必要な時に必要な人が現れてくれたりするんだなって信頼できるようになった。
ビルバオ空港でサンセバスチャン行きを決め、バスのチケットと宿を取った。
サンセバスチャンに着いてから、オーストリアから一睡もしてなかった私は死んだように寝て、空港で没収されてしまったシャンプーや洗顔料を買いに行き、デリーからできてなかった溜まった洗濯をして、スペインのSIMカードを探しに行った。
巡礼に行く前に整えたくて、やりたかった事をやれてすっきりした。
夜のロビーで今後の計画を考えていたら、日本人の女性に声をかけられた。
女優さんのような 綺麗で笑顔の素敵な方
話すととっても気さくなその方と、旅の話から人生の話 気付けば真夜中まで話し込み
思いがけず嬉しい出会いだった。
スペインではインドのように町を歩いてて話しかけられることもなく、まるで東京にいるみたいだ。
整えることに集中していた時間だったけど、これからはスペイン語を話せなくても、自分から挨拶したりしてみようと思った。
オラ と共に、グラシアス(ありがとう) アディオス(さようなら)だけ、まず覚えた。
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旧市街と呼ばれる美味しいバルが連なるエリアに行った。
お店ごとに個性あるピンチョスが並ぶ
チャコリというバスク州で造られる微発泡性のワインがどのお店にもあり、オーダーすると高い位置から注がれる
バルではちょこっと食べて飲んでは次の店へ というのがここでの楽しみ方みたいだ。
何軒か回った。
ヨーロッパは確かに物価は高い。
でもせっかくサンセバスチャンまで来たんだから。五感で味わって、これからの表現に生かしたい。
賑わうのはやっぱり夜だけど、朝からやってるバルもあって、エスプレッソマシンもどこの店にもあるし、軽食にいいものや甘いものもあったりする
バスクチーズケーキも有名だ。
スペインではミルクの量によってエスプレッソの呼び方が変わるらしく
カフェ・ソロはエスプレッソ
カフェ・コルダードは少量のミルクを含んだエスプレッソ
カフェ・コン・レチェはたくさんのミルクを含んだエスプレッソ
と、いうことを知った。
帰国したら、お店作りにバルの要素を取り入れたいなぁ なんてイメージが膨らんだ。
いつかまた美味しいものが好きな人と来てみたい街 サンセバスチャンを後にして、いよいよ巡礼の出発地点の村 フランスのサンジャンピエドポーに向けて出発です。
一先ず、バイヨンヌというフランスの街にバス向かってから電車かバスで向かうのがいいのかな、と思い 向かってみようと思います。
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