カミーノ・デ・サンティアゴ Day18 近況
この間、この巡礼の旅の中でも特別な時間が2度あった。
先日サン・ファン・デ・オルテガいう町で泊まろうとした日、着いたら宿が満室だった。
近くの教会でも泊まることはできたけど、なんとなく気持ちが合わなくて 巡礼路からは少し外れるけれど、サントベニア・デ・オカという小さな村に向かうことにした。
30分ほど歩き、小さな村に着いた。
この旅で出会ったサニーとほのかちゃんもそこを選んだらしく、着いたら2人がいてほっと一息
宿も一軒 小さな教会が1つ バルも宿と併設のところだけで、歩いてすぐ回れるサイズの小さな村
宿の前には水溜めがあって みんなでビールを飲んで、冷たい水に足をつけた
夜ご飯も終わった頃、食べ過ぎた私とサニーは少し歩くことに。
教会に行ってみよう ということになり、少し坂を登った夜の教会へ
前日満月だった月はその日もくっきり明るくて 誰もいない静かな丘の上からほぼ真ん丸の月を眺めた
秋を感じる虫の音がした
特別な時間だった。
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翌日はブルゴスまで歩いた。
久しぶりの大きな町。
迎えてくれたブルゴス大聖堂は圧巻で、外観もさることながら大聖堂の中も圧巻だった。
夜は、みんなでバルに行った。
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巡礼路をかつて歩いた友人が心に残っている宿がサンボルにあると、先日連絡をくれた。
友人が歩いたのは14年前。
ぜひその場所に行ってみたいと思い、すぐに予約した
ブルゴスの大聖堂でばったり会ったサニーにその話をしたところ、サニーもサンボルのその宿に行きたいとのこと
ブルゴスで2泊して、サンボルという小さな村へ向かった。
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サンボルまでは、1人で出発したけれど、道中サニーに会い、立ち寄ったカフェでジュンウにも会った。
珍しく日本の方が近くの席にいたので、声をかけた。あきらさんという、今はイギリス在住の男性
近くにいた香港出身のマイクも輪に入り、今日はこのメンバーで歩くことに。
サンボルへ行く道は、一面開けてて遠くに風車があり まるで最果てにいるかのような広大な道のりだった。
道中出会った人が、モンゴルに似ていると言っていた。
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サンボルに着いた。
何もないところにポツンとその宿はあった。
ここに14年前 友人は来たんだなぁ。
なんだかすごく嬉しかった。
サニーと私は到着が1番遅く なぜだか1階のドミトリーではなく、2階の個室を案内してもらった。
2つだけ並べられたベッドの部屋の窓からは、広大な景色が見えた
腰を下ろしてすぐ 買ってきたビールで乾杯した。
私が「最高」と呟くと、意味を尋ねたサニーが最高、と何度も言ってくれていた。
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夜、その日泊まっていた10名でディナーを食べ 寝る前にサニーと星を見に行こうと少し離れたところまで歩いた。
風の強い場所で、とても寒かったけれど星が美しく 風の音しかしない
サンボルに来てよかった。
私も、心に残る場所になるだろう
教えてくれた友人に、ありがとうの気持ちでいっぱいです。
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特別な時間は たまたまだけれど2回ともサニーと共にいた
先日、暑い中宿に到着したサニーは、先に宿に着いてたジュンウからビールを貰ったらしい
少し前、暑い中宿に着いた私に、先に着いてたサニーがビールをくれた
ジュンウに貰った時感動したから渡せて嬉しいと言ってくれた
私は別の暑かった日に、ほのかちゃんにアイスを渡した
誰かと分かち合う豊かさは何倍にもなる
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こんな日記を書いてた昨日は電波がなく、投稿が今日になった。
実は、今日は少し後悔をしている
今はイテロ・デル・カスティージョという小さな小さな村にいる。
1つ手前のカストロへリスという村が、とても可愛く 素敵な瞑想センターや、不思議に魅力的なアートスペースもあってワクワクしたのだけど 今日は肩も痛くなく もう少し歩きたい気分で次の町まで歩くことにした。
次の町に着いて、サニーからのメールに気付いた。サニーもジュンユも、カストロヘリスにいるらしい。
そして、私が着いた村は本当に小さくて、宿もバルも一軒しかなく、お店の情報ではやっているはずだったバルは既に閉まっており、今夜は晩ご飯が食べられない。スーパーも、ない。
水道水だけ飲んで、なんだかとても悲しい気持ちになった。
カストロヘリスの素敵な場所で、ワクワクしたなら留まればよかった。みんなもそこにいる。
2時間半近く歩いて来たので、ふと戻りたくなったけど、もう日も暮れる頃
小さな宿で人もあまりいないけれど、昨日の宿で会ったご夫妻がいた。
バルに行けなかった話をしたら、持っていたオレンジとバナナを渡そうとしてくれ、断ったけれどお願い、と言ってまで渡してくれた。
ありがとうなんて言わないで、また他の人が必要としている時に渡してあげて、と伝えてくれた。
そう言えば、ここに来るまでの道中 西から東に巡礼路を逆に歩いている1人の男性が声をかけてきて、「カストロヘリスまでどれくらいかかる?何か飲み物はある?」と聞かれた
彼はフラフラしてたので一瞬びっくりしたけれど、私は喉が乾いてなかったので持ってた水をペットボトルごと渡した
今日は、受け取ったり、渡したり。
自分が昨日、書いてたことだ。
ふと、カストロヘリスで泊まればよかった なんて少し後悔もしたけれど 自分達のフルーツをくれた夫妻に今夜は感謝しかない。
ちゃんと寝れるベッドもある
少し空腹だけれど 明日2時間程歩けば朝は食べれるだろう。美味しいコーヒーを楽しみに今夜は寝よう。おやすみなさい。
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カストロヘリスからの道のり
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