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古都アユタヤ

昨夜、今泊まっている宿で出会った "あべさん" に勧められ、今日はアユタヤ遺跡に行ってきた。

あべさんはもう何十回とバンコクに来られていてこの辺りのことは知り尽くしているという、物知りなおじさまだ。

一人旅だし、観光をしたいと思ってあまり来てないので観光地などは全くもってノーマーク

あべさんが絶対に行った方がいい!と強く勧めてくれたので、そしてせっかくならローカルバスや列車でとのお勧め通り、今日はバスや列車を乗り継いでアユタヤ遺跡に行ってきた。

バンコクから北に約1時間半程

暑い。とにかく、暑い。
列車は冷房なし、片道15バーツ(60円くらい。安い!)

アユタヤは、川に囲まれた中洲にあるので、泳いだら行けそうな距離にある、向こう側の中洲に小舟で渡る。

向こう側まで10バーツ
運転手はおばあちゃん

到着するなり、そろそろお金を下ろしたかったのでATMを探した。

ここからが大変・・
なぜか、現金が出てこない。2回やったけど2回とも出てこない。さて、困った!

以前もATMで同じカードを使っているので、やり方は間違ってないはず。

結局、調べたり、店員さんに聞いたり、思いつくことは全てしたけど解決できず。。
まだカードの明細が上がってこなくて見れないので、何もないことを祈るばかり。
(調べたら、タイでは稀にカードがATMの機械に吸い込まれて出てこないとかあるそうなので)

結局別のATMで出金はできたけれど、クレジット会社に電話もなぜだか繋がらないし、困りましたが明細待ちです。
旅にハプニングはつきもので。

そんなことに時間を取られつつ、気を取り直してバイクをレンタル

遺跡やお寺が点在しているそうなので、おすすめをいくつか聞いた。

太陽の照りつけるような暑さにくらくらしながら順番に回った。
ナビを頭に入れないと見れないので、結構時間がかかる。
 
遺跡は歴史を感じるものばかりで、人が建てたと思えないような建築

顔のない仏像が多く手だけ別に置かれていたりして、調べて初めて知ったのだが、かつてビルマ軍の侵攻により建造物や仏像は破壊され、ほとんどの寺院は廃墟となったらしい。

頭のない仏像が周りにいる
斜めに傾いてるものがよくあった
人が作ったものと思えない

現在は当時の遺跡が歴史公園として保存され、世界遺産にも登録されている。

だから、観光客が多く、木の根に包まれた仏頭の前で寝転がって写真を撮る人を見た時には複雑な気持ちになった

菩提樹に包まれる仏頭

遺跡群は素晴らしかったけど、暑さと観光客の多さに少し疲れつつ、お寺に行った。

お寺は扇風機がついていて日差しからも逃れ、ようやくほっとしていたら、顔を上げたらびっくりするほど大きな金色に輝く仏像が。

お坊さんが、目の前で手を合わせてる

お寺の中は暗くて見えなかったが
お坊さんを見ていたら、見上げると巨大な仏像が

私も、見よう見まねで座って手を合わせる

巨大な仏様の周りを一周、歩けるようになっていて、静かに歩いてみた。この時間が一番、心が落ち着いた。


バイクを返し、帰りの列車まで少し時間があったので、ビールを買ってようやく日が落ちかけて涼しくなった川沿いに行った。

日が沈みそう
やっぱり川が好き

何往復もこの川の渡し船の運転をしていたおばあちゃんはもういなかった。

帰りの列車は人がいっぱいで、立って帰ろうかと思ったけれど近くにいた夫妻が手招きして荷物をどけてくれた

窓から三日月と金星が見える

冷房はないけれど、夜風が涼しい。窓は全開なので風や列車の音もすごい

時々、向かい席にいる夫妻の旦那さんが、窓の外に手を合わせている。
お寺でもあるのだろうか、と思い外を見るけどわからない

何度か、手を合わせていた。
きっとこの方の心にいるんだろうな なんて思いながら、だんだん月の光より街が明るくなってきた。
あと少しで、バンコクだ

あらゆるところでトゥクトゥクに乗らないかと声をかけられる
アユタヤのトゥクトゥクは、初めて見る形だった
そしてカラフル




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