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カミーノ・デ・サンティアゴ Day23

この間数日間一緒に歩いたはるちゃん

彼女はとても若いのに きっと沢山の体験をして感じてきた豊かな感受性を感じる とても素敵な子だった。

最近は夜明け前から歩いている
朝は肌寒く歩きやすい
そして、毎日空の美しさに感動する
多くの人が早朝に出発する

毎日大体25km程歩く

大抵は1人で歩いているけれど 同じペースの人とは道中やアルベルゲで何度も会い 少しペースが変わると全く会わなくなる

私はどこか 1人で歩きながらもサニーとジュンウのことを考えていた。

連絡するのも約束するのも共に歩くのもきっと違うけれど 2人とばったり会えない日々は少し寂しい


そんなことを考えていたら、後ろを歩いているはずのジュンウがハイタッチをして私を抜いて行った。

今日も彼は相変わらず軽やかだ

サニーはもっと先にいるんだろう。

葉っぱが色付いてきた
秋のはじまり
とうもろこし畑
道中 壁にペイントが沢山
マンホールにもホタテを発見

宿に着いた。

もう少し歩こうかと思ったけれど、今日はここまでだ

外のベンチで腰掛けてたら、入り口からサニーが出てきた

思わずびっくりしてハグをした

何でここにいるの?と聞いたら、今日は少ししか歩いてないけど この町にいればジュンウと私に会えるかと思ったと言っていた。

ジュンウとも会ったらしく、彼はもう一つ先の町まで行くらしい。

また会いたいと思ってたよ と伝えた。

サニーは、共に過ごす時間もいいし 1人で歩く時間もいいよ と、翻訳機で見せてくれた。

素直にいうと寂しがり屋な私は ここにいてくれた事がとても嬉しかった。

ここは巡礼者みんなで夕食を囲む宿で、いろんな国の言葉で乾杯をし 多国籍な楽しい夜だった。

多国籍な夕食
みんなこっち向いて〜
夕食後 みんなで夕陽の見える丘へ
夕陽が沈む
今日もありがとう

賑やかな夕食が終わり 夕陽を見に行った後 サニーと庭で少しだけ飲むことにした。

この間のことやこれからのこと、いろんな話をした

そして朝、別れて別々に出発した


歩き方はなんだか人生と似ている

人それぞれでおもしろい

早く出発する人 宿も毎日予約する人
早く着いて宿でゆっくり寛ぐ人
早歩きな人 ゆっくり歩く人
出会った人と共に歩く人 1人黙々と歩く人

私は少しずつ早起きを頑張って 素敵な景色 素敵なもの 可愛い建築や色 植物や動物を見つけては写真を撮って、コーヒー飲んで 宿は行き当たりばったり

寄り道も多く 相当マイペースな道中を歩んでいる


1人で歩く時間 今聴こえる音 空気
日々の出来事 日本でのこと 人たち
いろんなことを感じたり 浮かんだりする

私はどこにいるか 何をしてるかよりも
心動かされる場面に出会った時 人と出会った時 言葉を聞いた時 素敵なものを見つけた時

そんな瞬間にここにいれてよかったと その時いる場所で思う

こんな日記を休憩のタイミングで書いてた今日。

宿に着いたら、はるちゃんもサニーも同じ宿にいた。道中出会った香港人のオウサンも。

そしてブルゴスまでよく宿で見かけていたのに、ブルゴス以来顔を見なくなった韓国からの3人組とも久しぶりに再会。

なんだか今日は知ってる顔が沢山で嬉しい日だ

夜はサニーとオウサンとご飯を食べに行った。

チャーミングなマダム達と仲良くなり、サンセバスチャンから来られてるという皆さんにバスクケーキのことを教えてもらったり、今夜も多国籍な楽しい夜。

チャーミングなマダムたちと

明日はいよいよ大きな町 レオンに向かいます

この壁がとても気になる
道中立ち寄ったバル
山小屋みたいで素敵
大きなホタテの絵
家がアートです
この壁の絵もすごい
ホタテ発見
こんなところにも
なんだか惹かれる扉
秋だなぁ
いい季節!
あぁ かわいい
素敵な植物
自転車が颯爽と通り過ぎて行った
映画のワンシーンみたい
巡礼者じゃない方もBuen Camino(良い巡礼を)
と言ってくれる
私はよく巡礼者じゃない方にまでBuen Camino
と言ってしまう
どなたかのザック
とても絵になります

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