【究極】AQUOS R7レビュー【詰めが甘い】
どうも、しばもんです。
ついったー @monsivamon
はじめに
今回はSoftBank版のAQUOS R7を24円でレンタル入手し、しばらく使い込んできたのでレビューしていく。
(R8発表前に急いで作成したなんて言えない)
スペック紹介
まず軽くスペック紹介をしていく。
本機はR6以前のAQUOS Rシリーズとは異なり、ケチれるところをケチって価格を落とすのではなく、真の全部入りを達成したウルトラハイスペックなモデルとなっており、シャープ自身も全部入りとアピールしている。
基本スペックである防水やおサイフケータイを除外し、主な変更点等の個人的にピックアップしたAQUOS R6とのスペック比較表は以下。
R6と比べるとストレージは128GB→256GBにアップ、ハイエンドとしては論外音質だったスピーカーも大幅改善、グローバルなハイエンドでは標準装備になりつつある無線充電にも対応したことでスペックに隙がない。
今回R7最大の特徴は現行のスマホ向け最強イメージセンサーであるIMX989を世界で初めて搭載したことであり、実は昨年話題になったモデルであるXiaomi 12S Ultraよりも先に発表している。(R7発表5/9、12SU発表日は7/4)
ちなみにXiaomi 13 Ultraが搭載したことで話題になったSUMMICRONレンズはAQUOS R6/7ともに搭載している。
更に詳細知りたい方は以下リンクへ
外観
歴代AQUOSからすると考えられないくらいエレガントかつスタイリッシュ。
シャープも相当自信があるらしい。
前面はフラットディスプレイ。
SHARP曰く、フラットディスプレイの方がいいとの声が多かったからフラットにしたとのこと。
歴代AQUOSハイエンドのZero2やR6同様に下顎がやや太いのはやや気になるが、フラットになったことで最強のディスプレイと進化したスピーカーからの映像コンテンツ、ゲーミング体験が歴代モデルより圧倒的に快適になった。
上下と側面もアルマイト染色とダイヤモンドカットで高級感が光る。
背面はR6に引き続きカメラ1つのThe シンプルなデザイン。
カメラユニット部分が小さくなったことで更にデジカメっぽくなった。
ハイエンドとしては珍しいイヤホンジャックも装備
ここまで見てわかるように歴代AQUOSスマホや最近のフラグシップと比較してもR7は安っぽさが全然ない。
フラグシップを名乗るに相応しく個人的に超満足なデザインである。
ディスプレイ
SHARPといえばIGZO。
そのIGZOの技術を応用したPro IGZO OLEDをR6同様に採用。
相変わらずの意味不明な変態スペックである。
また、今回は動画のフレーム補間も備えている為、対応コンテンツであれば自動で60fpsに補間される
60HzのiPhone 14とスクロールを比べると明るさ含めてその差は圧倒的
スピーカー
歴代シャープハイエンドの課題であったスピーカーがR7で大幅改善。
シャープもかなり自信があるよう。
ベンチマーク
本機はSnapdragon8Gen1を搭載
通常時は以下。8Gen1として普通。
冷凍庫に入れると100万点近くまでスコアが伸びる
ソフトウェア
AQUOS R7はAQUOS UXという独自UIを搭載している。
今年の4月にAQUOS UX13.0(Android13)にアップデートされ使いやすくなった。
すべてを紹介するのは面倒なので個人的に高評価な機能を3つ紹介する。
①コントロールパネルのWi-Fiボタン
こんなの付いてて当然だと思われる方が多いと思うが、Pixel、Xperia、MOTOROLA等には無かったりするWi-Fiボタン。
AQUOSには最初から付いているので安心。
②顔認証(マスク対応)
おなじみの顔認証ではあるが、なんとAQUOSはマスクでの顔認証に対応した。
コロナ禍も終盤に近づきつつあるが、花粉症などマスク大好き日本人にはとてもありがたい機能である。
③Clip Now
いわゆるスクショ機能だがAQUOS UX13.0から仕様が変更になった。
右上、左上の画面長押しに変更されたことでAQUOS UX12以前であった誤爆が減って使いやすくなった。
カメラ
スペック
AQUOS R7最大の特徴はR6同様にカメラである。
センサーサイズそのものはR6からの変更無いのだが、コンデジ用イメージセンサーからスマホ向けイメージセンサーに変わったことが変更点となる。
しかも採用されたのが現行最強のスマホ向けイメージセンサーであるIMX989であるのが目が飛び出そうになるびっくりポイントである。
IMX989である証拠は以下。
IMX989に変更されたことでカメラとして考えたときの最大のメリットと言えるのが全画素高速AFに対応することである。
すなわちカメラを起動して構えたらすぐに撮れるようになったのである。
ここはシャープも力を入れて解説していた。
前作R6は上手くピントが合えばきれいな写真を撮ることができたのだが、フォーカスが合うまでに時間がかかり、カメラを構えてもすぐ撮れないというスマホカメラとして致命的な問題を抱えていたのだが、R7でそれが解決したということになる。
作例
ということで作例である。
写真の傾向としてR6がカメラっぽい写りをしていたのに対して、R7はスマホっぽい写真にだいぶ寄った印象を受ける。
AFが早いのも相まって写真を取るのがとても楽しいスマホである。
昼(自然)
昼(都会)
屋内
夜景
飯
動画
手ぶれ補正は頑張っているが60fps固定で撮れない謎仕様
残念ポイント
ここまでR7を絶賛する内容を中心に書いてきたが、R7はスマホとして致命的と思われる不具合が発生するため、万人にお薦めはできないと個人的に感じている。
私個人的に思う致命的な不具合を2点(2023/5月現在発生中)、仕方ない点ではあるが見逃せない残念ポイント1点を記載する。
発熱すると4G/5G通信不可
R7は端末が発熱している状態だと4G/5G通信を一切しなくなる。
熱暴走防止だと思われるが通信してなんぼのスマホで通信不可はケータイとして欠陥品ではないかと疑ってしまう。
対処法としては電源を落としてスマホが冷えるのを待つのみ。
私は予備のスマホを何台も持ち歩いているので特に支障ないが、R7を1台のみで運用するとかなりきついのではないかと想像する。
充電時タッチパネル暴走
これは歴代有機EL搭載AQUOSではおなじみの不具合である。
充電しながらの操作はゴーストタップというかタッチパネルが暴走してまともに使えなくなるので操作不可能であると考えたほうが良い。
おなじみの不具合だけど、定価20万近いスマホでもこれかよと。。
電池持ちイマイチ、発熱多め
これはAQUOSのせいではなく8Gen1搭載機共通の問題ではあるが、電池のヘリがかなり早い気がする。
それと大していじってなくとも熱を持っていることが多い。
まとめ
究極のAQUOSいかがでしたでしょうか?
歴代AQUOSスマートフォンを考えると正しく究極としか表現のしようがない盛々スペックに完成度の高さであり、特にカメラは世界最速でIMX989を搭載したこともあり去年国内で販売されたスマホとして写真だけに限ればGalaxyやPixelなどをさしおいて最強といえるレベルに到達しているとさえ感じる。
私個人的にはこれを24円でばらまいたキャリアに感謝感激である。
R7の利用においては残念ポイントをどうとらえるかが問題になってくると思うが、私個人的には発熱すると4G/5G通信不可が圧倒的に耐えられないものであり一刻も早く別機種に乗り換えたいと考えている。
今回R7でシャープのスマホが世界と戦えるレベルまで来ていることに肌で感じることができたので次回作R8(仮称)に期待したい。
スキ!されると記事制作のモチベーションになります。
ではまた。ちゃーお。
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