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コンペに出展するの巻


初めに

少し前の話になるが、あるモデラーさんが虹の橋を渡った。

彼はお子さんに塗装の面白さを伝え重い病魔と最後の最後まで戦い、そのキットの完成をする事も叶わず命の炎を燃やした。
訃報を知った日は仕事にならなかった。

少し前にもお世話になったモデラーさんが居る。
その人はとめぞうさんという方だ。
その作品は多岐に渡りシタデルカラーの素晴らしさには目を見張るものがあった。
アメブロ時代の貴重な読者さんの1人でもあった。
その2人とも天国に旅立たれてしまわれている。
心の中で手を合わせて生きていく。
寂しいけれど、残された人は何かを手掛け続けていつかワンチャン自分もそっち側に行けたのならここはこうすべきだったねとヒントをいただけるのかもしれない。
その中でどれか一つでも凄いじゃんか、と言って頂けるようなキットを組めたのなら『上がり』なのかもしれない。
だからこの手が動くまでこの目が見えるまで何かを手掛け続けていこう、俺はそう考えてます。
(これはあくまでも自分の持論なのでお気になさらずに)


話を変えると、自分にも何かやらないとな、と燃えかすの様なファイトが沸いたのだ。
何かやろう、と。

そしたらアメパラ(アメリカンパラダイス)でガンダムSEEDのプラモコンテストを開催してる事を知ってこれだ、、と積みプラを見ていくと部屋の片隅の天井につっかかってるやつがあった。
何年か前の一番くじの景品、2位のMGフリーダム(クリアーパーツ加工)だ。

絵面はかっこいいけど旧版のフリーダムです

マスターグレードを最後に組んだのはZガンダムver.2.0以来なのでかなーーり久しぶりになる。
ランナーを確認するけど、ハイグレードのようなこちゃこちゃ感が無くパーツが大きめなのでこれはこれで楽に思えた。
ただ、通常のキットと違うので難点も抱えていた。
クリアーパーツが脆いのだ。

つけ忘れたパーツをはめようとしたらばっきりいった

心が折れそうになったけどこのまま進んでくしかない。
こういうのはじゃあパーツを取り寄せます、といって大人しく届くのを待ってる間に興が冷めるのが一番ダメなのでやり切る方を選ぶ。

フリーダムガンダムは火力がずば抜けてる機体であり、特殊な機体の一つだ。
個人的にはバスターあたりを組みたかったが手元に無かったのでこれにした。ムラサメ改が発売される事を祈るのみだ。


そんなこんなしてじき完成を迎える。
見ての通りかなりお粗末な仕上がりになってしまっているが、勢い任せのキットなので粗は目立つ事は理解しています。

ようやく完成を迎えて最後につや消しスプレーを振ろうと試しに台座に吹きかけたらカッスカスでこれはあかんな、となる。最後に使ったのは何年も前なので使い物にならない。。。つや消しは諦めよう。


展示をすべくアメパラの浪館店へ向かう。
そこで前以てポージングを思案したが自分の中ではハイマットモードの全弾発射状態よりも連ザフのアクションに於ける蹴りの状態、あれをさせようと試す。

この構図はストフリでもあるし、これはきっと他の方もなさっている可能性は高いと見ていました。

まずは外れやすいビームライフルを後ろ側にマスキングテープで固定。
手に持たせるつもりでしたがどうも保持力が皆無に近いのでマステ様様です。

恐らく展示品は正面からの構図メインで多分大丈夫な筈。
ビームサーベルも柄がはまらないのでこれもマスキングテープに頼る。
こうして周りの方達の素晴らしい作品に囲まれて素人モデラーのフリーダムは置いてもらえる事となりました。

空中特格です、連ザフでの動作でこういうモーションをします。

シールドで隠してお茶を濁した形になりますがよーく見るとランナーの処理跡やパーツの無駄な削り箇所なども散見されます。


終わり

さて完成した感想ですが、たまにはマスターグレードのキットを組むのも楽しいなという事です。
HGを基本組んでいたので新鮮でした。

そして実はフリーダム以外で出展させる候補がありました。

ここら辺の量産機にこのプレバンのキットをつけて持って行こうとも思いましたが今回はフリーダムを片す方にシフトしました。

アメリカンパラダイスさんでのSEEDプラモデルコンテストは5月12日まで作品を受け付けていますのでみんなも自分のキットを出展してみよう。


余談

この後で真っ直ぐシードフリーダムを観に行きましたがすっげ良かったです。
シンの見せ場もしっかりあるし、苦悩を抱え続けるキラの本音をようやく話せれて作品そのものが当時TBSでのアニメ版を見ていた人達へのアンサーというかご褒美の様なそんな映画でした。
ゲロビいっぱいムラサメいっぱい。
ただゲイツ出て来たのかなあれ。
個人的にシグーも好きなんだけど。