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これ読んでみて第三回 宇宙に花火を。(若干のネタバレ有)

久々すぎて自分の記事ですが以前の読んでみてシリーズを振り返ってみたところ、第一回がカードゲームうさぎの鷲崎伝だった。
アクセスを確認するに今でも見られてる記事っぽい。ありがとね。
ああも続くと『ライ太伝』というよりも群像編ってタイトルにした方がいい気がする。
カードゲーム化おめでとうございます。クラファンを来月からやるそう。

第二回は同人誌のハイパーケトルイエスタディさんのハッピーサマーウェディングでした。いい作品なんですよ。終売してるのが残念だけども。
この手の作品ってまた刷るのもコストなのでコミティアやメロブで入手した当時モノを大事にしておかなきゃですね。
同人誌の国立国会図書館とか国は早急に対応した方がいい。
まあ、同人から商業作家になった際その経歴をなかった事にしたい作家先生も居るから難しいか。


今回お話をする宇宙に花火を。 はあめんぼぷらすで野球部の監督役をなさっているおまつ氏こと松井尚斗さんの処女作品小説。

さわりだけ解説すると
爺ちゃんが花火職人である空は小学生時代、自分の夢を話す際いつか宇宙に花火を打ち上げて世界中の人たちを笑顔にさせる、という夢を話すところから始まる。
時は移り大学生となった空。
夏休み前のテストでカンニングをして単位を取るべく画策するもクラスメイトの雄也の一声でバレてしまう。
そんな雄也もまた夢を持ちyoutuberになり世界の全員を笑顔にしたい、という目標と退学を宣言する。
その姿に空も雄也と一緒ならやれるかもしれない、と漠然とした未来を描く。 
アテはないけれど情熱はある。
そんな二人の挑戦が今始まる。


すっっっげいい作品でした。途中からページをめくる手が止まらなくなってしまったししっかり泣けるし笑えてもくる。
夢って叶えれる人もいれば叶えれない人もいる。
諦めて前に進む人もいる。
youtubeで認知されたり、所謂一山当てることの難しさやその界隈で生きていく人達の苦渋も大変さもちゃんと描かれている。
途中諦めそうになったり悲しい思いをしつつもそれでも挑み続けてく。
清らかで且つ、まっすぐなんだよね。
時に励まされ、彼らもまた誰かを励ましてる。元気を与えてる。
こういうひたむきさを自分は忘れてしまってました。

ンまああめんぼぷらす自体動あり君のソウロウエクササイズで知りました、なんて口が裂けても言えないけどそれを含めてもいい出会いでした。

今読書感想キャンペーンもやってるので是非購入して投稿してみよう。