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FILMZの感想とワンピース世界の力学的な何か。ふせったーに投稿(2023年10月)

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FILMZ久しぶりに観たので感想です。先週はストロングワールドも観たし、本編とも絡めてなんか色々書いてます。最後のやつはワンピース世界の技の力学的な何か。

劇場版の特徴

FILMZ久しぶりに観たけど、今だからこそそのセリフその態度エモすぎるみたいのがめっちゃあったね。ガープ、青キジ、黄猿、科学班…。今のワンピース世界と全く矛盾しないどころか今の状況を予感させるような描写がかなりあったように思う。劇場版で本編回収の伏線が張られてるとも言えるわけで、これはストロングワールド以後の劇場版には少なからず見られるものだろう。

ストロングワールド

ロジャーと同時代を生きた伝説の海賊を相手取ることは来たる頂上戦争を予告しているようでもある。白ひげもその世代の海賊だ。シキはロジャーの意志を受け継ぐ者ではないが、だからこそその独りよがりの野望をロジャーの意志を受け継ぐ海賊に打ち砕かれることに意味があったのだと思う。

FILMZ

対してFILMZは元海軍大将を相手取る物語だ。頂上戦争を経た2年間で世界も大きく変容を遂げようとしている。"海軍もまた変わらざるを得ない"というドレークのセリフを思い出す。FILMZは単純にルフィが敵の野望を打ち砕くという結末ではない。ゼファーはルフィとの打ち合いで大切なことに気付いた。彼の最後の最後で大切なことに気付かせてくれた海賊の男に向ける清々しい言葉がとても印象的だ。

細かいところはほんとに色々思うところがたくさんあった

特にFILMZは海軍の行く末を確実に想定して描かれていて10年経った今のワンピース世界にクリティカルなことがたくさんあったように思う。ガーブのセリフ然り、青キジの恩師に対する姿勢然り。黄猿はやっぱり戦闘力が高くて、特に速さが抜けてること。爆発に巻き込まれても無傷で切り抜けていたし、社畜でもあるけど仕事人という感じがある。

技についての考察のような妄想

ギガントトールアックスに関しては覇気も使ってないしそれでシキを倒せるのはおかしいという声もあるけど、俺は問題ないと思ってるね。なぜならデカすぎるから。普段のギガントとは比べ物にならないほどデカイ。あれで直の雷纏ってるから覇気纏うより強力な可能性が高い。ルフィが繰り出すラストの渾身の技って例外なくこういうパターンが多いんじゃないかと思ってる。端的に言うと、ルフィには特大バフが乗っててシキはかなりデバフを食らってる状態。技の強弱って覇気も含めてメンタルとか状況がかなり影響すると思ってて、ルフィの場合は性格的に特にそれが強いんだと思う。2年の修行で覇気を身につけ各技の強度は格段に上がったけど、以前繰り出した極限状態での渾身の一撃はほぼ再現は不可能で、およそ別格の強度にまで跳ね上がっていたのではないか。状況が影響するのは相手も一緒で、例えばシキの立場を考えると、20年かけて準備してきたことが水の泡になってるわけで本来の戦闘力は上回っていたとしてもメンタル的にはかなりきつかったと思われる。このような状況もラストを彩る敵ボスのパターンとしては多く、1戦目2戦目では元来の戦闘力が如何なく発揮されるが3戦目ともなると戦闘力以外の形勢が逆転することで戦闘力にもデバフがかかるのである。



  


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