「ちょっとした工夫で日常をより楽しく。ユニバーサルスポーツは交流ツールとしても」|モンテディオ山形SDGsコーナー体験記

6月11日(日)、いわきFC戦。ユニバーサルスポーツ体験コーナーは何度も登場しているフライングディスクでしたが、いつもと様相が違いました。

山形県フライングディスク協会の協力の下、ちょっと違う体験会に

5月17日(水)に行われたエデュケーショナルデーでは、ボッチャやモルック、ブラインドサッカーなど、さまざまなスポーツ体験が行われました。それらの体験会は、それぞれの競技の選手や普及活動を行っている団体の協力の下、運営されましたが、ソフトディスクを使って行うドッジボール形式のゲーム「ドッジビー」は、山形県フライングディスク協会に初めてご協力をいただきました。

ユニバーサルスポーツ体験コーナーでのフライングディスク体験は、これまでにも何度も登場してきました。設置されたディスクとマトを使って参加者が自由に体験する形式をとってきましたが、この日の体験会では、5月17日(水)以来、山形県フライングディスク協会より協力をいただき、体験会を実施しました。

これまでと同様にディスクゴルフで使用しているマトのほか、フライングディスクを勢いよくあてて数字が書かれた板を射抜くディスクターゲットも準備しました。参加者が自由に投げるだけでなく、協会のスタッフの方がディスクを飛ばすコツを教えてくれることもあり、いつも以上に楽しく体験している様子が見られました。

また、今回は、2枚の新聞紙を使ってフライングディスクをつくるワークショップも実施しました。新聞紙1枚を巻いて棒状にしてねじった後、わっかを作成。その後、もう1枚の新聞紙でわっかの上側を包むよう巻き付けていくだけで、作り方も簡単で、小学生を中心に楽しく工作をしている様子が見られました。シンプルな構造ですが、上手に投げられたらとても遠くにきれいに飛びます。自作のフライングディスクを投げ合い遊ぶ家族や友達同士もたくさんいました。

世代や障がいの有無に関係なく楽しめるユニバーサルスポーツだからできること

今回、ブースの運営を行った、山形県フライングディスク協会の方は、「フライングディスクはセカンドスポーツという位置づけだと思います」と話します。サッカーや陸上などの選手やチームのウォーミングアップとして、接触などによるけがのリスクが低いフライングディスクは導入しやすいとのこと。実際、プロ野球選手がウォーミングアップに取り入れているケースもあるそうです。また、「フライングディスクもスポーツですので競技としての楽しさはありますが、いろいろな人が同じ場で遊ぶことができるという楽しさも魅力だと思います」とも続けます。

たしかに、体力などに左右されにくく、車いすユーザーなどの障がいの有無や、世代に関係なく、同じルールの中で一緒に楽しめるというのは、交流ツールとしても素晴らしいです。この日も、家族三世代間や、知らない子ども同士が笑顔でディスクを投げ合う姿も多く見られました。

ユニバーサルスポーツ体験コーナーも3年目となりましたが、毎回たくさんの方が立ち寄ってくださるようになりました。家族連れの姿も多く見られ、おじいちゃんやおばあちゃんと孫が一緒に遊んでいることも多いです。また、道具に限りがありますので、子どもたちがお互い譲り合ったり、ときには知らないグループ同士で遊んだりということも少なくありません。そのような交流が、共生社会実現の第一歩になるのかもしれません。

2023モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.9

2023/6/11(Sun)
第20節
vs いわきFC

ライター
松田 陽

●SDGsパートナー

THINET
株式会社ミズサワセミコンダクタ
山形朝日株式会社
株式会社京都スペーサー
株式会社ソフィア
株式会社スマートチェックアウト
株式会社ライフエッグ
株式会社メイコー
日本電子株式会社
渋谷建設株式会社
株式会社日本エコライフ
株式会社庄内クリエート工業
おもてなし山形 株式会社
株式会社ヤマザワ
株式会社南東北クボタ
オザックス株式会社
新井紙材株式会社
東都クリエート株式会社
株式会社フォンテーン

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