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「楽しみながら環境を学ぶ! 大学生が考案した謎解きゲームに老若男女が挑戦」|モンテディオ山形SDGsコーナー体験記

9月3日(日)、大宮アルディージャ戦、SDGsコーナーには大勢の大学生の姿がありました。この日は、早稲田大学学生が謎解きイベントを開催しました。

環境をテーマに全国で活動を展開する、学生NPO「環境ロドリゲス」

今回、イベントをしたのは、早稲田大学の学生NPO「環境ロドリゲス」のメンバーたちです。100人以上が所属し、「環境×海」や「環境×里山」、「環境×地域活性」、「環境×商品開発」など、環境を軸にさまざまなテーマに分かれて活動しています。今回来てくれたのは、「環境×教育」で活動中のグループ「ecoSMILE」のみなさんでした。同グループは、「環境教育を通して、持続可能な社会を形成する人材を育成する」という理念の下、イベント出展などの活動を進めています。

以前、東京都新宿区を本拠地とするサッカークラブ「クリアソン新宿」の試合で、ボッチャと環境を絡めた出展をしていたときに、モンテディオ山形の担当者と知り合い、今回の出展をすることになったそう。4月から準備を進めてきました。

今回は「モンテディオ山形 リドル・スタジアム ―エコカーボンタウン・ウォッチング―」と題し、スタジアムを広く使った謎解きイベントを開催しました。早稲田大学2年で「ecoSMILE」代表の矢野創大さんは、「今回はスタジアムを自由に使ってよいと言っていただいたので、ブースに留まらないイベントをしたいと思い、謎解きイベントを考えました」と説明してくれました。同グループにとっても謎解きイベントは初だったそうですが、「子どもから祖父母世代まで幅広くチャレンジしてくれています。敬遠せずに参加してくれてうれしいです」と矢野さんは笑顔で話してくれました。

本格的な謎解きゲームに、大人も子どもも知恵を絞る

謎解きのテーマはもちろん環境。参加者は、スタジアムに設置されたヒントブースを回りながら謎を解いていきます。答えがわかった人たちは、SDGsブースにやってきて答え合わせを行い、正解の場合は景品をお渡ししました。参加者のみなさんは、ヒントブースの前で考え込むグループや、「すごく頭使った〜」と笑顔でSDGsブースに戻って来る家族連れなど、真剣に取り組んでいる方が多かったです。

庄内町から来たという親子は「普段は選手のパネルボードを見ながら歩き回っているので、ヒントを探すのは苦になりませんでした。ただ、謎解きを進めていく上で出てくる単語は、普段、使わない環境に関する単語も多かったので、予想することができずに難しかったです」と感想を話してくれました。ecoSMILEとしても、その狙いはあったようで、「授業やセミナーのようなきちんとした場所ではないけれども、サステナブルファッションとかフードバンクとかの単語を入れ込むことで、言葉を知ってもらうきっかけになれば」と矢野さんは話します。実際、庄内町から来た親子も「知らないことを知れるきっかけになってすごくよかった」と笑顔を見せてくれました。

また、この日は、山形地方法務局との連携により、差別のない健全な社会を実現するために人権啓発活動が行われました。ハーフタイムには、漫画家のやなせたかしさんがデザインしたマスコットキャラクターの人KENまもる君と人KENあゆみちゃんがスタジオ場内一周を行いPRしましたが、試合開始前もうちわの配布や、特設ブースでの選手からの人権に関するメッセージの掲示も行われました。

モンテディオ山形のスタジアムは、常に賑わいをみせています。なかには、「キッチンカーを食べに」とか、「楽しそうなイベントをしているだろうと思って来た」という、モンテディオ山形の応援以外を目的に来る方もいらっしゃるようです。そのように、さまざまな人がたくさん集まる場所で、環境のことや人権のことなど、少しでも知るきっかけになっていればと思います。

2023モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.16

2023/9/3(Sun)
第33節
vs 大宮アルディージャ

ライター
松田 陽

●SDGsパートナー

THINET
株式会社ミズサワセミコンダクタ
山形朝日株式会社
株式会社京都スペーサー
株式会社ソフィア
株式会社スマートチェックアウト
株式会社ライフエッグ
株式会社メイコー
日本電子株式会社
渋谷建設株式会社
株式会社日本エコライフ
株式会社庄内クリエート工業
おもてなし山形 株式会社
株式会社ヤマザワ
株式会社南東北クボタ
オザックス株式会社
新井紙材株式会社
東都クリエート株式会社
株式会社フォンテーン

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