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22年10-12月クールアニメ作品海外ファンの着地数字

データ活用チームでMALにジョインしている電通の清水です。今回は多くのヒット作が登場した2022年10-12月クール、最終的にどんな作品に注目が集まったのか、着地数字を見ていきます。

※ランキングは2022/12/31時点のものです
※2022年10月-12月クール作品を対象としています
※メンバー数は「作品をマイリストに追加」した人の数です

■「SPY×FAMILY」をも超えた、「チェンソーマン」

首位に輝いた「チェンソーマン」は国内においても、普段アニメを見ない人を巻き込みながら話題を席捲した作品でした。放送終了時にはメンバー数100万人に迫る数字を記録しましたが、これは2022年の大ヒット作「SPY×FAMILY」よりも約15万人も多い数字でした。「チェンソーマン」は放送前からメンバー数が50万人以上いたという点でも驚異的な作品でした。アニメが始まる前から積み上げた評判が、放送中のヒットを大きく牽引したことが伺えます。

■爆発的な成長を見せたヒット作「ぼっち・ざ・ろっく」

国内で大きな話題を呼んだ「ぼっち・ざ・ろっく」は、メンバー数順位では9位、放送前からのメンバー数のはね率は10倍にもなりました。このはね率は、前クールで話題となった「リコリス・リコイル」をわずかに上回る数字です。原作マンガのある作品ではありますが、アニメの面白さが広まったことで一気にファンを獲得した作品だったと考えられます。

■「ぼっち・ざ・ろっく」だけじゃない大躍進「ロマンティック・キラー」「アキバ冥途戦争」

TOP20の中で、「ぼっち・ざ・ろっく」を超える伸び率を示した作品が2つも登場しました。「ロマンティック・キラー」と「アキバ冥途戦争」です。「ロマンティック・キラー」はNETFLIX独占・一挙配信という限定的な視聴経路にもかかわらずTOP20に食い込み、スコアにおいても8.2という高い数値を記録しました。「アキバ冥途戦争」はその奇抜な作風で放送の度に話題を巻き起こし、数字を伸ばしました。「忍びの一時」と並び、アニメオリジナル作品での上位ランクインとなりました。

● 突出した評価を得た「BLEACH 千年血戦篇」

最高のスコアを獲得したのは、9.2を記録した「BLEACH 千年血戦篇」でした。Monthly MAL11月号での初速報告の時点においても高い評価を得ていましたが、放送終了までそのスコアは崩れず、ファンの期待に応えきった様子が伺えました。2023年7-9月クールでは続編の放送が決定しており、まだまだBLEACH熱はとどまるところを知りません。

以下、全作品のデータを表で掲載します。

※データは2022/12/31時点のものです
※2022年10-12月クール作品のうち、日本で地上波で放送されている作品およびSVODなど配信限定の1話20分以上の作品をピックアップしています
※配信限定作品に関しては、10月からスタートしない作品もカウントしています
※メンバー数は「作品をマイリストに追加」した人の数です
※評価は「作品をリストに追加し、かつ評価した人」の評価数平均です
※各項目上位10作品を赤くマーキングしています

みなさんが思ってた感想と一緒でしたか?本当に前クールは面白い作品が多かったですよね。今はストリーミングで前クールのものもすぐ観れるので、みなさま、見逃した名作があれば是非この機会に!

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