【リハビリ】JCS(ジャパンコーマスケール)についてー論理的に覚えるー
【2021/10/10 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
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⏩JCS(ジャパンコーマスケール) についての解説
こんにちは!
オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長 です。
「開眼しているが、名前や生年月日が言えない」はJCSのどこに当てはまりますか?
少し前までは1桁・10桁・100桁・それ以外みたいなざっくりとした分け方で出題されていたのに、模試の問題などではどんどん細かくなって一桁だけの選択肢しかないとかややこしい出題のされ方をしてきました。
今回は、JCSの問題をしっかり解けるようにまとめていきます。
JCS(ジャパンコーマスケール)とは?
JCSは「日本昏睡尺度」のことで開眼状況で大まかに3段階に分け、差の中をさらに3分類したもので正常を含めて10段階に分類している
そもそもジャパンコーマスケールとは一体何を行っているか知らないとその後の問題も解きづらくなります。
例えば、道端で人が倒れた際にその人の意識レベルが今どれぐらいあるのか一言で言えって言われても言えないですよね。
意識はあるけど、会話はできないのか?痛み刺激まで与えないと反応がないのか。
そんなことをモゴモゴ伝えている間にも患者の状態は悪くなっていきます。
1秒も無駄にしないためそして共通の認識のためにJCSは生まれました。
【覚えておくポイント】
✘ 9段階分類
○ 10段階分類
JCSの分類について
JCSは1桁から100桁まであります。
100桁まであるといっても999種類あるわけではなくざっくり以下のように分けられます。
簡単に説明すると以下のようになります。
【ざっくりJCS分類】
▶0 意識鮮明(正常)
▶1桁 起きていて会話もできる
▶10桁 叩いたら覚醒する
▶100桁 叩いても覚醒しない。
▶300 なにしてもダメ。
これだけでも選択肢を絞り込むことができます。でも最近出題される問題では正解まで行きません。詳細が必要です。
【JCSについて】
▶Ⅰ-1 意識が今ひとつはっきりしない
意識鮮明とは言えない
▶Ⅰ-2 ここはどこ?今はいつ?
見当意識障害がある
▶Ⅰ-3 私は誰?誕生日?
名前や生年月日が言えない
▶Ⅱ-10 もしもし〇〇さん!
普通の呼びかけで開眼
▶Ⅱ-20 もしもーーーーし!(肩を揺らしながら)
大きな声や体を揺さぶると開眼
▶Ⅱ-30 バンバン!!もしもし!!(叩きながら)
痛み刺激を加えるとかろうじて開眼
▶Ⅲ-100 叩く(痛み刺激)と払いのける
▶Ⅲ-200 叩く(痛み刺激)と顔をしかめる
▶Ⅲ-300 叩いて(痛み刺激)も反応しない
【JCSの覚え方】
▶まずはざっくり覚える。【ざっくりJCS分類】
▶場所と名前だったら名前の方がひどい【1桁目の攻略法】
▶叩くのはⅡの最後から【2桁目の攻略法】
▶払いのけるが100だけ覚える。【3桁目の攻略法】
よく考えたら1桁10桁100桁で3種類ずつありますが、覚えなくても解けるところを省くと4パターンぐらいだけ覚えておけば良さそうですね。
痛み刺激を与えるタイミングはしっかりと覚えておいたほうが良さそうです。
JCSの覚え方まとめ
痛み刺激を与えたときに目を覚ましたら開眼するのは絶対に2桁です。
3桁目は痛み刺激で目を開けることはありません。
知っていると解ける問題なので忘れないようにしておきたいですね。
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