見出し画像

【臨床医学】尿崩症について

【2021/10/10 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

【臨床医学各論】【一般臨床論】 
  ⏩尿崩症  についての解説

こんにちは!
オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長 です。

こちらで記載されている尿崩症は中枢性尿崩症についての説明となります。
臨床的な部分ではなく、国家試験でよく出題されているところのまとめとなり、治療法やリハビリ手段を記載したものではありませんのでご注意ください。


【臨床医学】尿崩症について

下垂体後葉機能の低下により、ADHの分泌が低下した病態の疾患を尿崩症という。
別名:多尿症

抗利尿ホルモン(ADH・バゾプレッシン)は下垂体後葉から分泌されます。バゾプレッシンは腎臓の遠位尿細管と集合管に作用して水の吸収を促進する作用があるため、低下すると水を再吸収しにくくなり、尿として排出されます。

生命予後は良好ですが、著しい多尿により生活の質は下がります。

また、尿路の拡大や「水腎症」も合併します。


【臨床医学】尿崩症の症状について

尿崩症の主な症状を下記にまとめます。

【尿崩症の症状】
 ▶口渇・多飲・多尿
 ▶乾燥感・口内灼熱感
 ▶睡眠障害
 ▶高Na血症
 ▶高浸透圧血症

1日の尿量が5L以上を超え、場合によっては10Lになることもある。

バゾプレッシンや尿崩症でよく出てくるキーワードとして「高張尿」と「低張尿」があります。

尿の中の濃度が1回あたり薄くなるため尿崩症では低張尿をきたします。

また水分補給が難しい場合は、低血圧や脱水症状も現れます。

臨床問題で「口渇・多飲・多尿」のキーワードを見ると「糖尿病」を選びたくなりますが、尿崩症でもおきるため他のキーワードも確認してから選ぶと安心です。


尿崩症は下垂体疾患のひとつです。他にも下垂体による疾患をまとめた記事を用意しました。かなり詳しく説明しています。

▶【国家試験対策】各論「下垂体疾患」と下垂体ホルモンの働きについて徹底解説

毎日国家試験対策や臨床で必要な知識をお届けしています。
ためになった・気に入ったって人は
「いいねボタン」と「アカウントのフォロー」
をお願いいたします。

【国家試験オンライン塾:まいにち頑張るコース】

鍼灸師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師の学生の方でちょっと不安がある、何を勉強して良いのかわからないって人向けの有料期購読です。

【国家試験オンライン塾のコンテンツ内容】
 ▶テスト形式での問題の配布
 ▶詳しい解説
 ▶勉強の仕方・ノウハウ
 ▶質疑応答
  
現在3年生・4年生の方はもちろん。そうでなくても早いうちから国家試験で安心したい人や普段の定期テスト・実力テスト・模試などの点数を稼ぎたい人にもおすすめです。問題集を買うより断然お得です。

教科書読んでもよくわからない、いつまでも覚えれない。そんな人におすすめの単発記事です。国家試験でもかなり頻出の問題を取り扱っています。

ここから先は

0字
2025年度の受講生も募集中です。 本気の人だけ受講してください。

毎日勉強しないと不安な人・自分を奮い立たせないと頑張れない人向けのコースです。 このコースに入るだけで勉強ができるようになるというわけで…

無料記事も多数用意しております。 サービス継続のため、 役に立ったと感じましたら未来の受験生のためにもサポートをお願い致します。