お絵描きをしたくなったのでらくがきをした。

私の場合、絵にいただく評価よりも文章にいただく評価の方が高いので（とはいってもどちらもたかが知れているんだけど）、自分のレベルは大体分かっている、つもりだ。

子供を産んでお世話するようになってからこっち、文章にも前のようなキレがなくなってしまったし、お絵描きなんてとてもとても、という感じだった。だけどそれだと心が死ぬんじゃないかと最近思い始めてきた。
1日２４時間全てを息子に捧げつづけるのは、私の性格的に無理だ。絶対に長続きしない。
今は上手い絵を描きたいわけじゃないし、技術を上げたいわけでもない。無心に線をひいて、色を塗りたいだけだ。で、それって画風を変えて省力化をしてみればいけるんじゃないかなと思って、試しに描いてみた。

女性の作家さんや漫画家さんって子供を産むといきなり作品が面白く無くなることが割とあるんだけど、その謎が解けた気がする。
授乳しながら子供のお世話をしていると、脳のリソースがほとんど持って行かれる。思考の余白がほとんどなくなってしまうのだ。

授乳、寝不足、物言わぬ赤子のお世話。

創作とか文章を綴ることって自分の根幹で、そうそうなくならないものだと思っていた。それがこうもあっさり失われるとは…。

子供を産み育てるのって女性の特権なのかもしれないけど、子供を産むことと引き換えに失うものって大きいんだなあと思う。

とはいえ産んじゃったら後戻りはできないし、息子に会えたことも後悔は全くしていないので、前に進むしかないのだけども。

あと写真から息子を描いてみた。

一般の人にも見せられるイラスト的なものを描けるようになりたいなあ〜とはずっと思ってる…。