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手放せるか2

おとといのつづきです。

今まではこの演劇で満たされた生活が好きだった。
こそこそとイラストを描いていたときよりも、たくさんの生の人に見てもらえる。みんなが褒めてくれる。
耳が痛くなりそうなくらい大きな拍手は気持ちいいし、
私がセリフをしゃべっている瞬間は、その空間がすべて私のもの。
舞台芸術は観る側にとっても贅沢な娯楽だけど、
それは演じる側にとっても同じことで、
その贅沢は麻薬的な快感があった。

でもたぶん、最近疲れてきた。
生涯を共にしたい、と思えるような彼氏ができて、
20代も半ばに差しかかり、本格的に大人にならなくてはとぼんやり考えはじめている。
演劇にかけていた時間とお金を、もっと他のことにかけたいと思うようになった。
ふと冷静に考えたときに、生活を犠牲にしてまで続ける理由が見つからなかった。

だから来年からしばらく演劇を休むことにした。まずは1年。

正直、10年間も生活の中心にあったものをそんなに簡単に手放せるかどうか、すごく不安だ。
一度離れたら、復帰作が与えられるかわからない。
今まで居場所にしていたところが、1年後も居場所になるかわからない。

でも、「来年はこういうことしたいな、こういうところ行きたいな」ということを考える時間がすごく幸せです。

この冬眠期間が私に色々なものを与えてくれるだろう、
なんて、都合のいいことを考えて、揺らぐ心を必死に保っている。
冬眠まで残り3作品(の予定)、大事に噛みしめていこうね。

#アウトプット #練習 #生活 #冬眠 #毎にnote

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ぱんぱんまん

レタッチャーとして働きながら演劇をやっています。ごはんの時間とムーミンが好き。かつてインドネシア在住。最近ボルダリングにハマりたい。
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