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うぬぼれと死に体

昨日、男友達とロープクライミングに行った。

その友達は同じ劇団の仲間で、4年くらいの付き合い。
けっこう仲良しだと思うけど、親友よりか、すごくよい仕事仲間、くらいの距離感だと思う。
彼氏の友達でもある。

3時間めいっぱいロープをやったあと、彼氏の仕事終わりの時間とタイミングが合いそうだったので、合流して3人でご飯を食べることにした。
ご飯屋さんの近くにベンチがあったので友達と2人で座って彼氏を待つ。
あの芝居楽しみだね、みんなで山登り行きたいね、なんて他愛のない話が続く中、お互いハマっている筋トレやボルダリングの話。
「私一人じゃなかなか腰が重いし、彼氏はスポーツに興味が無いので、あなたが誘ってくれなかったらやってなかった、
こうやって誰かと身体を動かせるのが楽しい」と話すと、
友達が

「じゃあ、今の彼氏と別れたら」



本当に一瞬の間。

私はとっさにキャップを深くかぶり直して、「彼氏が死んだらなぁ」と返してしまった。でもそれが精一杯だった。

「あいつが死んだらかぁ、ハハハ」

それから何事もなかったかのように、さらっとまた別の話題にうつった(ような気がするけど、覚えていない)
3人でご飯を食べるときも、まったくいつも通りの空気のはずなのに、私の中にだけ、ふんわりとしたぎこちなさがあった。
彼氏に相談もできないなぁ、
少しドキッとしてしまったなぁ、
少しひやっとしてしまったなぁ、

朝早く、職場でひとりぽつんと、しばらく仕事に手がつかず、
いろいろ考えてしまって、ついぼそっと
「しにてぇな」
とつぶやいてしまいました。

(追記)
友達に相談したら、
「今の彼氏と付き合ってからのお前に不満があるんじゃねぇの」
と言われました。そのとおりかもしれない。しにてぇな。

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ぱんぱんまん

レタッチャーとして働きながら演劇をやっています。ごはんの時間とムーミンが好き。かつてインドネシア在住。最近ボルダリングにハマりたい。
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