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みんな捨てて、どこでも行く なんだってやる

ただいま断捨離真っ最中。
モーレツに「捨てるモード」に突入しました。

よく、「片づけをすると心も整う」と言いますが。

昔から私は、どれだけ片付けようと、あんまり心が片付いたことが無かった。排水溝の掃除とかまでしても、スッキリしないものはスッキリしない。

でも、ひとたび心の整理がつくと、猛烈に掃除がしたくなる。

どうやら私は、強すぎる自我なのか自意識なのか?の持ち主なのだと思う。
モノや環境に意識が影響されるのではなく、意識がモノや環境に反映されていく。


ただ、今回の断捨離は、ちょっと手こずりました。

台所やリビングは、すんなり片付いた。
洋服も、なんとか乗り越えた。

だがしかし。

仕事関連の資料やメモで、人生初の「捨てられなーい!」に直面した。

捨ててるはずが、移動しているだけ?
取り出したものを、なぜかまたキレイに並べようとしている?!

全然、減らないじゃん!
むしろ、古いものまで引っ張り出して増えてる?

その事実にぼーぜんとしました。
自分は思い切りのいい人だと思っていたので。


で、とりあえず現実逃避。
作業は中断した。


いったん離れてみたらわかった。
  

もったいない。
まだ使える。
またいつか使えるかもしれない。

がんばった自分を手放したくない。


張り付いていたのは、こんな想いでした。

コツコツとがんばって、自分が積み上げてきた実績や成果。
それが無くなってしまうようで怖かった。

手放せない。
しがみついていたい。


あー、だっせーーーー!!!


自分が学んだこと、考えたこと。
すべてのプロセスは、私の血となり肉となっている。

たとえそれを意識の上では忘れてしまったとしても、もうそれは私とひとつになって分けることなど出来ようはずがない。

それに、あのときの自分に必要だったことと、今の自分に必要なことは、もう絶対的に変わってしまっている。

どう考えても、今まで見なかった資料をもう一度見ることはない。
そのとき身に付かなかったことは、きっと必要ないことなのだと思う。

いつまでも、古い自分にしがみついている必要などない。
もう何も "持つ" 必要はない。

私はいま、本当に新しく生まれ変わろうとしている。

それが、わかった。


そしたら思い出した。
なんのあてもなく会社員を卒業した私が、起業の道を歩き始めたときのことを。

あらゆることが上手くいかなくて、もくろんでいたことすべての可能性が消えた。
そのとき、自分の奥からこんな言葉が出てきた。

「なんにもない自分で始めてみようか...」


肩書も資格もなんにもありません。
今まで学んだ『ツール』は全部忘れて、なんにもない私で始めてみます。
こんな私と話をしたい人、会いにきてください。

2012年3月23日、こう書いたのが始まりだった。


同じように今、
なんにもない私で始めたい。

今までの自分は全部捨てる。


おかしすぎて 涙が出る
今がうそみたい
みんな捨てて どこでも行く
なんだってやる


ユーミンの「ナビゲーター」
人生の節目節目に、必ず自分の中にこの曲が流れる。

10代のころ、毎晩聞いていた深夜のFMラジオ。
カーステレオのCMソングで、いつも決まった時間に流れていた。

砂ぼこりを上げながら、赤茶けた大地を走るジープ。
見渡す限りなにもなく、目的地の影もない。

そんな情景が目に浮かぶ。

切なさとあこがれと。
やるせなさと希望と。

どんなに今が満たされようと、
未知なる世界に行かずにはいられない自分。

それは生涯変わらず、消えることはないのだろう。
この曲は、そんな私のテーマソングだ。


本当の私を見つけて
今より愛して

みんな捨てて どこでも行く
なんだってやる


「魂のナビゲーター」

そんな仕事をしていきたい!

  


「ナビゲイター」は1977年発売の9枚目のシングル「遠い旅路」のカップリング曲。CMに使われたとはいえ、おそらく超マイナー曲で残念ながら公式のMVは無し。
どんな曲か、こちらで雰囲気をどうぞ。



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