地のエレメントを司るペンタクル
金貨で描かれるペンタクルは、モノの価値を表す道具として生み出されたものです。お金のイメージに直結しやすいですが、「価値を測る」という意味合いから、能力や経験、愛情などの相対的な価値によって測れるものを表します。
貨幣や物の価値は変動するものですが、ペンタクルは地のエレメントの象徴であることから、豊かさや永続性、安定、不変、繁栄といった意味も表します。
古来、通貨としての役割を担っていたものには石、塩、金、銀、銅など自然界から豊富に生み出される資源が用いられました。ペンタクルが地のエレメントを司るのは、単純な豊かさという意味だけでなく、こうした大地から生み出される価値あるものが、根源的な豊かさを象徴するからかもしれません。
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