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ひみつのスタジオ

音楽好きの両親は、
ドライブ中に色んな音楽をかけてくれた。
幼い私はそれが誰の曲かは分からなかったけれど、
好きだったあの曲は今思えば全部スピッツだった。

私の人生にスピッツがいなかった時なんてなくて
いつの間にか親よりも詳しくなって
辛いときも嬉しいときもずっと側に居てくれた。

そんなスピッツのライブに昨年末、初めて行った。

ファン歴20年弱にして念願の初 生スピッツ。

感想は書ききれない程たくさんある。
だけど今回のライブで1番心に残ったことはどうしても残したかった。
それはリーダー田村のこと。
普段から愛称として呼び捨てしてるのはどうか許してね🙇‍♂️
だいぶ日が経ってしまったけれど、忘れたくないから綴っていくね。

リーダーは演奏中よくステージ上を動き回ったり暴れながら演奏する。
今までは「そういう演奏スタイルなんだ」と特に気に留めていなかった。

でも初めて目の前でその姿を見て、自分でも驚くほど胸が熱くなった。

今回のツアーだけでも既に何十公演もしてるのに、 
重いベースを持ってこんなにも全力で熱量を込めてくれる。
自分たちの音楽を君たちに届けたいんだって、そんな思いが伝わってきた。
何より心を打たれたのは、ずーーーーっとニコニコ楽しそうに歌いながら演奏している姿。
そんな姿に「たむらぁぁ( ˙̦꒳˙̦ )」と本気で感動した。

アンコール前のラストの曲はバラード寄りなのに
会場の盛り上がりも相まって、とても熱かった。
そこで後ろのスクリーンに映し出された田村の笑顔が世界一素敵で、心に焼きついている。

誰かの笑顔に心を動かされることを、これまで私は知らなかったんだなぁと思った。

今までだって特別誰のファンってわけではないけれど、どうしてもマサムネさんに目がいってたし今回生マサムネに沸いたのも事実。
だけど、ライブを終える頃にはすっかり田村の虜になっていた。
こういう面から誰かに惹かれるようになった自分に成長を感じた瞬間でもあった。

ああ、こうやって恋ができたらいいのに。

話が逸れてしまったけれど、、、
一般的に世間ではきっとスピッツって
穏やかで優しいイメージがあると思う。

でも私が思うスピッツは
ちょっとひねくれていて、狂気的で、弱く見えるけど意外と尖ってるし、少し変態だけど信念持ってて、何だかんだやっぱり優しくて良いやつ。

それについてきてくれる人が1人でもいるなら
届けようとしてくれる、ロックを愛するとてもかっこいい人たちだと思ってる。

そんなことを心から思った。

地味に見えるけど地味じゃない。
熱い心をもっていて、小さくてもひとつひとつ前にすすんでいく、そんなスピッツみたいな生き方を私もしたいな。

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