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-10版- ウォーハンマー40k:プレイレポート 4 ケイオスマリーン(2023/07/09)


はじめに

40kの10版リリースからのゲーム会ラッシュ。
静岡ハンマーで遊んできましたよ!
今回の静岡ハンマーは、珍しくみんなバラバラ、帝国・混沌・異種族がバランスよく存在している面白い分布に!!

おお、ネクロン以外はバラバラ。しかもかなり各勢力均等に!

みんな10版を手探りでプレイしながら、わちゃわちゃと盛り上がっていて、いい雰囲気でプレイされていました。
AOSも新しいジェネハンが出ていて、初対戦されていたのも印象的でした。

使用ロスター

さてさて、今回使用したロスターの紹介。
今回はケイオスマリーン。
ディーモンのほうが強さは上に感じるものの、グレーターデーモンを出さないとかなり厳しい環境だという体感。
しかしグレーターデーモン編成だと単体のステータスで押し切るような、ちょっとシナジーもあまり使わない大味な戦法になってしまう。。
ケイオスマリーンはシナジーもいろいろあり、色々小細工もできる所から、10版は今のところケイオスマリーンのほうが好み。

ロスター

(ストライクフォース規模(2000pt))
デタッチメント:ケイオスマリーン

今のメタを象徴したような、エリートユニット多めの編成。

キャラクター
 略奪者アバドン・・・280pt

バトルライン
 カルティスト・モブ・・・55pt
  忠誠:ティーンチ

その他
 ヘルブルート・・・155pt
  忠誠:ナーグル
  武器オプション:マルチメルタ・フィスト
 オブリタレイター×4・・・320pt
  忠誠:ナーグル
 オブリタレイター×4・・・320pt
  忠誠:ナーグル
 ヴェノムクロウラー・・・140pt
  忠誠:ナーグル
 ヴェノムクロウラー・・・140pt
  忠誠:ナーグル
 ヴェノムクロウラー・・・140pt
  忠誠:ナーグル

同盟ユニット
 シャラクシィ・ヘルベイン・・・400pt
 ナーグリング・・・40pt

合計
 1990pt

アーミーのコンセプトとやりたい戦い方

今回の主役は何といっても、3台も編成したヴェノムクロウラー。

主役。この隊列をよーく覚えておいてください。

TwitterのTLで、アーミジャーと同じポイントなのにアーミジャーよりも弱くて悲しい・・・などと言われていたコイツだが、ちゃんとデータを見てみると、それなりな武器を持っていると感じたのだ。
この見た目で近接攻撃は正直イマイチだが、でもヘルヴェリンのキックより全然強い。
耐9傷9で、アーミジャーの耐10傷12より低い。
しかし、スペシャルセーブ5+は近接にも機能するし、何よりその射撃武器。
36mvの6回、6/-1/2ダメージ、を2個持っており、貫通は惜しいものの、ダメージが2なのが強い。そして攻撃回数は計12回と大したもの!
そしてケイオスマリーンの「暗黒の盟約」を使えば、連続命中か会心ヒットがつけられ、ヘルブルートがいれば両方つくので、手数も上がりながら、低めの攻でも強引に抜いていける。
つまり今回やりたいコンボはこうだ。

12回、6/-1/2ダメージ。
ヴェノムクロウラー3台で36回!
暗黒の忠誠+ヘルブルートのオーラで、連続命中1&会心ヒットが5+!
アバドンのヒット全リロールオーラで、期待値32発ヒット、内16回クリティカルヒット!
連続命中会心ヒットで、48初ヒット、内16回オートウーンズ!!!!

というわけで、理論上、かなりの攻撃力があるんじゃなかろうか。
これは、アーミジャーヘルヴェリンと比べても遜色ない攻撃力に感じる。
・・・これのためにヘルブルートとアバドンを添えてるので、855ptも使っているのだが・・・。
しかし、白兵いまいちなヴェノムクロウラー(と言っても6回、6/-1/2ダメージで殴れるが)と一緒に、白兵得意なヘルブルートとアバドンの組み合わせは相性が良さそうで、白兵で咎めに来たところにカウンターで入れるため、無駄になっているわけではない。

あとは、前回までの対戦で十二分に実績を出しているオブリタレイター。
そしてやや苦手とする大型ユニットへのカウンター要素である、シャラクシィを添えて、ロスター完成だ。
欠点としては、確保能力があまりに低い事。
さすがにカルティストだけではね。。
でも敵を倒さねば確保ができない、敵を倒せば確保されない。時代は大火力時代なのだ。

対戦相手:ダークエンジェル

対戦相手は、ホホホくんさんのダークエンジェル!

でっけぇ飛行機が居る・・・。

ホホホくんさんはアシェットから始めたピッチピチのプレイヤー。
色はウルトラマリーンなものの、ドクトリンが難しすぎるのでダークエンジェルでプレイしているとのこと。気持ちは大変わかる。(10版でなんでドクトリン残したんだ?)
基本はアシェットやセット箱で揃うユニットが多めなものの、静岡ハンマーで同期や先輩たちに揉みに揉まれ、特に敵のビークルにわからされたらしく、軍拡により対戦車武器を大量に入手している。(そして軍拡スピードが恐ろしく速い。まだ始めて半年もたっていないはず・・??)

今回も、10個近くのラスキャノン持ちの飛行機、プレデター、ドレッドノートや、ヴィンディケイターという対戦車火力マシマシな編成だ。
また、アシェット効果で、歩兵も多く、確保戦にも強そうな編成となっていてバランスがいい。
しいて言うなら、白兵ユニットはリデンプターとアサセッサー以外ではいないため、射撃得意の白兵はやや不得意な印象だ。
今回はこちらも射撃編成寄りなので、射撃戦が予想される。

対戦

ルールはリヴァイアサンミッション。
ホホホくんさんは確定ミッション、こちらは流動でチャレンジ。
主要目標は、中立地点でないとポイントが獲得できないもの。

対戦開始まで

初期配置図。

初期配置はこんな感じ。
オブリタレイターとナーグリングは縦深だ。
色々ミスっているのだが、中立地点でないとポイント確保できないのに、自陣目標に貴重な確保ユニットのカルティストを割いている。失策!
また、ここずっと白兵編成をしていた事もあり、ヴェノムクロウラーの射程は36mv&移動力も12mvあるのに、テレインも利用せず、かなり露出して前目に配置してしまっている。これがのちに大変な悲劇を生む事に。。

ターン1表:ダークエンジェル

ゲェー!!!後攻!?
10版始まって過去4戦、ずっと先行で絶好調だったのだが、ついに後攻になってしまった。
初期配置からも、あまり後攻を意識していない甘え配置だ。
しかもお互い射撃編成。これはまずいぞ。

そして案の定、大惨事である。
策略でアバドンは撃たれないようにしたものの、節目の誓いを結ばれたヴェノムクロウラーは瞬殺。
さらにラスキャノンの嵐、出し惜しみないハンターキラーミサイルにより、ヘルブルート、追加でもう1台ヴェノムクロウラーがやられる。

ずいぶんスッキリしましたね・・・?

・・・この時点で今回やりたかったことの半分以上ができなくなっている。
いやー、正直マリーンの火力、なめてました。(ヴィンディケイターつよすぎ!)
さらに、目標は左辺と中央をがっちり2か所確保の上、飛行機からフレイマー部隊も右辺目標付近に降り立つ。
ケイオスマリーン側としてはあまりに苦しい、苦しすぎる立ち上がりとなる。

ターン1裏:ケイオスマリーン

縦深にしているオブリタレイターの着地が遠い!
もう1回DAの攻撃を受けきらないといけない。
しかも目標確保ポイントが大きい(中立地帯1か所につき5pt!)のも厳しく、ここは残った手勢で一気に前に・・・。

・・・いや焦るな。ここでさらにアバドンとヴェノムクロウラーを失ったら、完全にゲームセットだ。
ここは断腸の思いで、後退を選択。
自陣に飛車角を引いて耐えていきたい。(筆者は最近、見る将をしています。)
アバドンをテレインの裏に隠し、ヴェノムクロウラーも下げる。
そして、もう守ることのできないシャラクシィは、こちらに飛び込んでくれる飛行機を狙って果敢に攻める!

ナイトですら倒せる火力があるのは、インペリアルナイトとの対戦で実証済みだ。
問題なく飛行機を撃破。
遠隔攻撃でフレイマー部隊も多少減らすことに成功する。

そしてヴェノムクロウラーの射撃。でももう1台しかいないし、ヘルブルートのバフもない・・・。
しかし、復讐の砲火が吠える!!
やはり暗黒の盟約での攻撃回数アップが強く、中央地帯のアサセッサーを7体も仕留める。おお、いけるじゃないか、お前!

すっごく気持ちいいぞ!
これでちゃんと3台いたらもっと楽しかっただろうに。

ターン2表:ダークエンジェル

地獄の2ターン目だ。
確保点でがばっと10VP、これに勢いづいたDA側は一気に前進、中立地帯を3地点確保でポイント差で逃げ切ってしまおうという算段だろう。
非常に的確な判断だ。
右辺も、接敵されたシャラクシィから退却ついでにきっちり確保。
いやぁ、最近始めたばかりとは思えないプレイング、うまい!
静岡ハンマーで相当厳しい試練を受けてきたと見える。

これで3か所確保されてしまう。

しかし、ここでこちらも策略「即応投入」!
オブリタレイターを右辺に落とす。
これで次のターン、こちらも右辺に乗り込める。
このターン10点取られたうえで、追加で15点取られたらもう勝ちの目はないため、ここはどうにか阻止したい。

さらに、先ほどの射撃で警戒対象として、絶対倒す!と節目の誓いで指定されたヴェノムクロウラーを、策略「禍々しき覆い隠し」で遠くから打てなくして守る。
それ以外はもうユニットがあまりいないので、撃てる対象はシャラクシィくらい。(しかもヴィンディケイターは射程の関係で撃てない)
ラスキャノンの嵐がシャラクシィを襲うが・・・なんとか生き残る!
そして、なんとかこのターンを、戦力減なしにやり過ごすことに成功する。

何とか耐えきる。勝負はここからだぜ!

ターン2裏:ケイオスマリーン

ようやく、ようやく回ってきたこちらの攻撃のターンだ。
しかし、確保点は0VP。
とにかく相手の確保ポイントを削らねば、こちらがとらねば勝ちの目がない。右辺は即応投入で落としたオブリタレイターに任せ、シャラクシィは中央に。

ここで、フレイマー部隊の警戒射撃!
右辺のオブリタレイターに猛火を浴びせる!
フレイマー部隊と聞いて嫌な予感はしていたが、やはり。
・・・が、そこは耐7セーヴ2+のオブリタレイター。
下振れで1を3つ出すものの、5傷だからダイジョーブ!!!

冷や汗をぬぐい、オブリタレイターを左辺に落とし、確保地点に目標を絞って攻撃!

まずは射撃。シャラクシィのサイキックを含めた射撃、ヴェノムクロウラーの射撃を合わせて、中央確保のアサセッサーを殲滅。
右辺のオブリタレイターは欲張って、プレデターとフレイマー部隊に射撃。
プレデターを撃破、フレイマー部隊は倒しきれなかったものの、目標地点に乗っているモデルはすべて倒すことに成功、目標地点は奪還する。
左辺のオブリタレイターも欲張って、ヴィンディケイターと左辺確保のアグレッサーに分けて射撃!もうリスクを取らねば勝てないのだ。
・・・が、回数の下振れ、そしてマリーンの神セーブにより、なんとヴィンディケイター無傷、アグレッサーも2体しか倒せず。
ヴィンディケイターのセーブ2+が憎い。硬すぎる!

警戒射撃は乗り切ったのに、なぜ1体死んでいるのか?
暗黒の盟約の指揮チェックに失敗して3ダメージも受けたからです。

そして白兵。
右辺のオブリタレイターも突撃をかけ、白兵でさらに削っていく。
シャラクシィは中央のドレッドノートを撃破!
手負いとなろうとも全リロールアビリティで強引に通していく。
これで中央地点も一掃完了!

いやーもう、ナイト戦に引き続き頼りになるヤツ!!!

ターン3表:ダークエンジェル

3ラウンド目開始図。

なんとかDA側の確保点を5ptに減らし、食らいつくことに成功。
しかしDA側がポイント優勢は変わらない。
主要目標により、左辺の目標はこのラウンド終了時になくなってしまうので、左辺を捨てて中央に集まる。

手負いのシャラクシィをしっかり始末し、中央目標を確保し返し、インターセッサー達でがっちり確保。
アグレッサーは、こちらのカルティストをしっかり焼いていく。
右辺は白兵継続。オブリタレイターが頑張り、相手を全滅させ、右辺はこちらががっちり確保だ。
DA側もかなり戦力を減らしているため、こちらのオブリタレイターなどの戦力を削るのに苦戦し始めている。

ターン3裏:ケイオスマリーン

(ギリギリの勝負になっているため、つい写真を撮り忘れています。)

確保点は右辺の5pt。
さあ、ここが最後の勝負ポイントだ。
ここから確保点をまくらねば勝ち目はない。
いよいよ満を持して、アバドンが中央に駆け込む!

オブリタレイターもガンガン射撃。
・・が、DAのセービングがあまりに好調で、ヴィンディケイターもバリトゥトゥスドレッドノートも倒しきれない。
しかし、ヴェノムクロウラーは快調で、中央のインターセッサーを削っていく。やっぱりこいつ、やれる奴や。

アバドンも突撃をどうにか成功させ、インターセッサーwithキャプテンを切り刻む!中央を再度取返し!
左辺のオブリタレイターも、手負いのヴィンディケイターに殴り掛かり、仕留めにかかる。・・・が、セーブ2+に好セーブと、倒すに至らず。
ナーグリングは、バリストゥスにウザ絡みに行き、中央への進軍を止めに入る。

ターン4表:ダークエンジェル

ここにきて確保点0のDA。
しかしまだ得点は上回っている。

アバドンはバリストゥスが撃破。中立地帯には誰もいなくなった。
そしてヴィンディケイターも接敵してきたオブリタレイターを狙う!
・・・ヴィンディケイターの主砲はブラストなのに、アビリティで接敵射撃可、しかもペナルティを打ち消すため、ポンコツでヒット-1しているのにぺナなしとなる。き、聞いてないぞ!(聞いていないからである)
・・・が、8発撃って、3+が1つ。ウーンズ2+には、1が出る。
ここまで絶好調だったヴィンディケイター、ここにきて弾切れ!?

アグレッサーもここまできたら、殴りに入る。
オブリタレイターとのガチムチとした殴り合いだ。
・・・が、互いに好セーブでダメージが入らない。
おまけに、ヴィンディケイターに殴ったオブリタレイター、またもあと1発が入らず膠着状態に。

ターン4裏:ケイオスマリーン

のこった2か所の確保点が8ptに増えるので、8ptゲット。
ようやく確保点でほぼ並ぶ。
中央地点にヴェノムクロウラーが滑り込む。
右辺のオブリタレイターがバリストゥスにとどめを。
左辺オブリタレイターの殴りがついに、やっと1発入り、ヴィンディケイターも撃破!

最後は殴りあいなんだよォ!!

のこったDA側のユニットはアグレッサーのみとなり、確保ができないため、ここでDA側の投了となった。

あまりに激戦!グッドゲーム!!
なんとか絶望的ビハインドからまくっることができたのであった。

お互いにほとんどユニットが残っていない。
それほどに血を血で洗う激戦だったのだ。

感想

まずは、静岡ハンマーのみなさん、対戦していただいたホホホくんさんに感謝を。
10版で5戦、最も激戦で、最後まで勝負のわからない好勝負でした。
お互いに好プレーあり、ミスもあり、色々な可能性がかみ合わさった結果こちらが勝ったものの、どっちが勝ってもおかしくない名勝負でした。

いやしかし、節目の誓い+ヴィンディケイター(あるいはラスキャノン)の火力がヤバすぎる。
こちらの甘え配置もあったものの、ここまでやられるとは。
今後はもっと警戒して初期配置しなければと反省しきりである。

にっくきヴィンディケイター。我々も採用しようかな・・?

今回試したかったコンボはできなかったものの、1台残ったヴェノムクロウラーは一般歩兵を倒して倒して倒しまくり、かなりの大活躍。
コンボ成立しなくてこれなので、かなりの可能性を感じた試合だった。
もうアーミジャーより弱いとは言わせない!
(でもあまり注目されずに、次のポイント変更で安くなれ!)

ナーグリングもウザ絡みで活躍したし、今回全ユニットがまんべんなく活躍できて、なんかこう、無駄なくうまくやれたな~という印象。
ケイオスマリーン、面白いです。


最後に

10版40kゲーム会ラッシュはひとまず終了。
次の静岡ハンマーも1か月以上先で、甲信ハンマーや飯田ハンマーもアンダーワールドが盛り上がっており、しばらくはこちらをメインにやることになるかも。
いやぁ、でもだいぶ10版やりきった感じもあるし、ちょうどいいクールタイムかな?
AOSも新しいジェネハンを買ったので、やっていきたい。
(でもウィザードがテーマなんだよね・・・コーンはウィザードがいないから悲しい)











お昼は、まぐろほほ肉ステーキ定食。
これもあるから静岡遠征はやめらんねぇのよ!!