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ID×職場学習

そもそも,職場で学ぶって?

私は,教員が自分の教育課題や,学校現場特有の状況を踏まえて学び進めていけるように,ID理論を取り入れた教員研修を開発したいと考えています.
IDと教員研修の記事は,#30になりました.理論を実践に繋げていくイメージが少しずつもてて来たような気がします.

このままIDの諸理論をもとに記事を続けていくこともできるのですが,ここで少し立ち止まって,「そもそも,大人が職場で学ぶってなんなのか?」を考えていきたいと思います.

ベーステキストは,中原淳先生の「職場学習論」「研修開発入門」です.この2冊は,特に私の研修観をゆさぶるヒット内容がたくさんありました.

大人が学ぶことと,職場で学ぶこととの違いはなんでしょうか?
職場で実務を覚えることは,学習でしょうか?
初任者の学びと,中堅の学びは違うのでしょうか?

学校現場では主に,研修という場で学ぶ機会があります.
OJT,ミニ研修,行政研修,いろいろありますね.
こういった場で,教員は何を学んでいるのでしょうか?
研修=学びととらえて,本当によいのでしょうか?

令和4年に取りまとめられた 答申 では,教師の主体性が重要視されています.主体的に学びを進めていくには,どんな学びの場が必要なのでしょうか?

こんな疑問を掘り下げ,IDをヒントにして具体的な解決方法や答えを考えていく,これが本記事のシリーズの主旨です.

IDは理論であり,考え方であり,システムであることもあります.
これを学校に取り入れていく場合,そこにどんな学習環境があるのかを探っていく必要があります.
これから,20回くらいを目標に,職場で学ぶこととは?を考えていきましょう!


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