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邂逅

久々にビビッとくる作品に出合ってしまったので、その興奮のままにnoteを書きたいと思います。(このnoteはただ私がオタクしてるだけなので、そういう私が好きじゃなかったら回れ右してください!)

その名は、『ライチ☆光クラブ』。

私はかなりミーハーなので基本的に「好き」の閾値が広いのですが、1年に1度くらいの頻度で「本当に好きすぎてご飯も喉を通らない!」という作品に出合います。前回は『パタリロ!』でした。

Youtubeで偶然レコメンドされたこの動画を見て「東京グランギニョル」に一目ぼれし、そのまま古谷版ライチにハマり、2015年版ミュージカルを見て完全に沼落ちしました。


ただここまで深くハマってしまうと精神的にしんどくなってしまって、この影響か定かではありませんが体重まで減らしてしまいました。このしんどさは素晴らしいものをインプットしすぎて生じているものだと思うので、拙くとも何かしらアウトプットして気持ちを楽にしたくてこれを書いています。分かりますかこの感覚!つまりこのnoteは読んでもらうためのものではなく完全にデトックスみたいなものなんですよね、はい。


特にミュージカルの衝撃がすごくって、もう脳裏に中村倫也ゼラが焼き付いて離れないんですよ……。それまで中村さんの存在自体は知っていたものの、ここまでの表現力があるとは思ってもいませんでした。もう中村さんのオーラが、佇まいが、一挙手一投足がゼラでした。ナイスキャスティングすぎるし、中村さんがカメレオン俳優と呼ばれるのにも合点がいきました。

『舞台パタリロ!』の佐奈宏紀くんもエライ美しいなと思ったけど、中村ゼラは狂気的だけど品があって、絶対的なカリスマ性の裏にしっかり14歳の未熟な少年性を携えていて、、、キャラへの理解とそれを表現する演技力がハンパ無かったですね。映画版、2012年舞台版のゼラ役の方もそれぞれ良さがありましたが、中村ゼラを超えるものは無いと断言できます。

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動くともっと美しいです

原作者である古谷先生も絶賛だったとのことですが、本当にブラボー以外の声が出ませんね。あれを生で見てたら鼻血だして卒倒していました。


いったん小休止。


興奮はこの程度にしておいて、自己分析に入りたいと思います。

タイトルに「邂逅」なんて付けておいてなんですが、私は『ライチ☆光クラブ』を読み始める前からこの作品にハマることが分かってました。正確には、作品の概要と原作のレビューを読んだ時に。

というのも、私の「ド性癖!!」となる作品は全部源流があるんですよね。それがはらだ先生です。ここまで文章読んでる人なんてほとんどいないと思うので書いてしまいますが、『ネガ』の「ピアスホール」という短編を読んで雷に打たれたような衝撃を受けて、それ以来ずっとその系譜を辿ってきています。例えば『パタリロ!』『少女革命ウテナ』をはじめとした幾原作品、アーティスト『女王蜂』、、これは特に私の性癖ストライクなもの・ひとなのですが、すべてはらだ先生の系譜です。

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拾い画です。すみません。

かなり抽象的な概念なのですが、敢えて言語化すると、「圧倒的な美と、静かに横たわる鬱屈」って感じですかね。そんな尖った作品が大好きです。

なので『ライチ☆光クラブ』がエログロでお耽美で、少年たちの複雑な関係性を描いた作品と知った時点である程度の確信はありました(なのでグランギニョル版が自分に刺さるかは分かりません)。グロはいまだにめちゃめちゃ苦手なんですが、ここ数日色んな媒体のライチを見すぎてだんだん耐性がついてきました。

ここでもしフィーリングがあった人がいてオススメ作品があったら教えてください!基本的に何でも食べます。


なんか気持ちがすっきりしてきた。もしここまで読んでくれた人いたらほんとにありがとうございます笑
お礼にDVD貸しますね!

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