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漫画「究極超人あ~る」感想(完結作品を語る! #393)

「究極超人あ~る」(ゆうきまさみ)
連載期間 1985年~1987年(週刊少年サンデー)
その後、2010年代以降に復活(不定期掲載)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「究極超人あ~る」は、
厳密なとこは置いといて全9巻。
サンデーうぇぶりというアプリで全話無料で読めます!
完結後、数十年の時を経て続編が描かれ、それは新・超人Rとかにならず10巻が発売してますが、1980年代(昭和)の連載部分について語ります!

ポンコツマッドサイエンティストに作られたアンドロイドのR・田中一郎と光画部(写真部)の面々が織りなす能天気なギャグ漫画です!
主人公は一言でいうととぼけた奴です!(笑)

1980年代という時代なのか作風なのか、悲壮感ゼロなので気楽に読めます
作中でも触れられていますが電車がまだJRになる前で国鉄です、時代を感じますね。

ちなみに、
その後の作品より絵は雑ですが、読むのを敬遠するほどではないです。
ヒロインのさんごも、ゆうき先生の他作品のヒロインに比べるとちょっとキャラが弱いですが悪くはないです。

ただ、
意味も何もないノリだけで突っ走るような話でギャグのタイプもそこまで私の好みではなく、同じゆうき先生の「機動警察パトレイバー」はめちゃくちゃ好きですけど今作にはそこまでハマらなかったです。

あと、
ギャグに関して言うと当時としても知る人ぞ知る人物や物を出しているようで、世代でもない私からすると口あんぐりです…。

全体としては、
高校3年間と、+ちょっとが描かれます。
卒業しても主要メンバーらが普通に部活に参加するんですが、この珍しい展開は自由な感じがして好き
でした!

とはいえ、
良くも悪くも変わらない登場人物で成長を楽しめないというのは、今作の個人的評価が上がらない理由ではあります。

ということで、
ゆうき先生の作品が好きな人、80年代の脳天気なノリを味わいたい人、
四半世紀くらい経ってからヌルっと復活するマンガと聞いて気になる人にもオススメ
です!


・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)

作られたばかりの妹やチープな戦闘ロボなどと共に校舎をのっとり、世界征服を目論む父親的な存在との戦いです!
主人公を生み出した博士ですね。

ただ、
校舎の崩壊と共にあっさりその目論みは潰えるわけですが、主人公のRは瓦礫に埋もれ行方がわからなくなってしまいます…。

と思っているとその後、出会いの日と同じように池の中からRは現われます!
そして、ヒロインや先輩とわちゃわちゃしておしまいです!

この作品らしさが感じられる終わり方で、今作としては良かったと思います。
いつの間にか復活してるのも、らしいですし!(笑)


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「究極超人あ~る」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#マンガ感想文 #漫画 #マンガ #究極超人あ ~る #ゆうきまさみ #アンドロイド #ロボット

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