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漫画「変[HEN]」感想(完結作品を語る! #366)

「変[HEN]」(奥浩哉)
連載期間 1992年~1995年(週刊ヤングジャンプ)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「変[HEN]」は、
「GANTZ」や「いぬやしき」が有名な奥浩哉先生のデビュー作
です。
全9巻分をヤンジャン!というアプリで読みました。

ちなみに、
読みが同名の、性別が変わってしまう話のひろがな「へん」、続編的なアルファベット「HEN」もあるようです。

さて、
今作の舞台は主に高校。
男性を好きになった頭は良くないけどイケメンでスポーツ万能な鈴木くんと、その鈴木くんに好かれてしまった小さくて可愛らしいがノンケな佐藤くん。そして、それを取り巻く人達の話です。
話は面白いしキャラも魅力的です!

画力は発展途上で体の造形はそれこそ変だったりもするんですけどね。
爆乳的なものは作家性だとしても、です。

あと、
キャラ設定もマンガだから何でもいいわけですが特徴的すぎてリアリティがあまりないです。その後のヒット作はその辺の突飛さと現実味の塩梅がイイ感じなんですが…。

一応言うと、
女の子同士のやりとりに心地良さがあったり、興味の持続もさせてくれたり、駄作とかでは全然ないです。

ところで、
全編通して「ゲイ」というワードが出てくるわけですが、コメント欄を見ると連載時はホモと表記されていたようです。
時代に合わせていいものとそうでないものがありますが、これはまぁ良い
かなと。

ということで、
奥浩哉先生のデビュー作と聞いて気になる人に、BL系の作品に興味がある人に、
確かに可愛い佐藤くんが見たい人にもオススメ
です!


・終わり方について
後半、二人が前世で繋がりのある男女だったことがわかり、その影響で目が見えなくなった佐藤くんの為に思い出の場所に行ったりします。
霊能力者が前世の二人を語る場面などもけっこう描かれたりして、なんやかんやで目は見えるようになり、二人は付き合うことになるものの相変わらずのやりとりを繰り返すほのぼのエンドです!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「変[HEN]」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#マンガ感想文 #漫画 #マンガ #変 #HEN #奥浩哉 #LGBTQ

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