見出し画像

漫画「寄生獣」感想(完結作品を語る! #102)

「寄生獣」(岩明均)
連載期間 1988年~1995年(アフタヌーン)


昼でも夜でも、おはようございます!
カメレオンシンガーソングライターのhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々です。
現在も100近い連載中作品を追いかけています。


マンガ版(原作)は全巻持っていて何度も何度も読み返しました!
今まで何万冊というマンガを読んできましたが、その中で5本の指に入るくらい好き
です。

キャラクター、構成やメッセージ含むストーリー、全10巻という長さ、どれをとっても完成度が高いです。

とはいえ、
残虐表現・キャラの特徴や人間味は出せていますが絵がそこまで綺麗ではない、という部分があるので多少、読む人を選ぶかもしれません…。

内容は、
地球に寄生生物が降ってきて、大抵の人は脳に寄生され人食いの化け物になるんですが主人公の男子高校生の新一は右手に寄生されただけで済みます。
そして、新一は寄生獣ミギーと生活を共にし、人の脳を奪った寄生獣と戦うことになる。
こんな感じ
です。

アニメも映画も見ましたが、

・アニメ版は3つの気になる点がありました!

1.キャラ絵が全然違います。
アニメのキャラの方が現代的なんですが、もう少し原作寄りでもよかったのではと思いました。

2.ミギーの声が可愛いすぎです。
もっと落ち着いた感じか、もっと振り切った機械的な声がよかったです。

3.第一話で走っている車をミギーが止めたところがおかしいです。
シンイチが道路に飛び出せたのは人間の底力だとしても、寄生獣の力を持ってしても鉄の塊は止められないはずです。

アニメ版の総括。
元々の岩明均先生がアイデア「右手が動き出してパニックになる、そんなラブコメ」に近いです。
そして、ラブコメ路線をよりわかりやすくする為か主人公がステレオタイプになってしまっています。

映画版は一言で言うと、まるで寄生獣の思考のように合理化されていました。

原作では「人間は心に余裕がある。それが素晴らしい」的なことを言っていました。
原作は、物語自体にも隙間隙間から滲み出てくるような空気感があったんですが、映画ではあまりそれがなかったのです。
合理的ゆえの駄目なところはさほどなかったのですが、元の作品にあった良さがなくなっていたという事です。

ただ、変な改変もなく見やすかったですし、原作が名作中の名作なので、削ぎ落とされた部分が多少あっても充分に楽しく鑑賞できました。

あと、完結編を見て『原作マンガとこの映画は合わせて一つ』と思いました!
映画を観ていて、とある場面では涙も流してしまいました。
映画オリジナルのセリフ「人間なら信じられるというのか?」は非常に良かったです。

読んだらハマると思います。「寄生獣」に影響されたマンガも多数あります。
まずは原作をチェックしてみてください!
ちなみに、フルカラー版めちゃくちゃいいですよ!

もっと欲しくなったらアニメ版・実写映画版もどうぞ!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「寄生獣」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

hiro’


#漫画 #マンガ #マンガ感想文 #寄生獣 #岩明均

この記事が参加している募集

マンガ感想文

ギターの弦から音楽機材まで必要なものは"ほぼ"無限! 気に入ったらサポートしていただけるとありがたいです! よろしくお願い致します!