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漫画「デストロイ アンド レボリューション」感想(完結作品を語る! #342)

「デストロイ アンド レボリューション」(森恒二)
連載期間 2010年~2016年(週刊ヤングジャンプ)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「デストロイ アンド レボリューション」は、
超能力もの。革命を画策する少年少女の物語
でもあります。社会派マンガ。
全9巻。久しぶりに、ヤンジャン!というアプリとネカフェで2回目を読みました。

元いじめられっ子マコトと革命家のような自由人ユウキ、共に2年留年している高校生が主人公。
二人とも能力者といった感じです。
超能力の理由付けや攻撃対象など、物語の展開含め筋が通ってる風であり、読んでいて「流石に変だろ」みたいにならないのがとても良いです!

作品が進むにつれ、
物語のスケールはどんどん大きくなり、アメリカや世界に、そして宇宙へと。
それにともない、
ユウキはドンドンとカリスマ性を増し、デスノートのキラ的、いや、キリスト的な存在になっていきます。

ただ、
裏切りのような状況にあって思い通りに社会改革は進まず…、で、どうなるか?と。

ちなみに、
人格者が王として君臨し長い間、平和だった国や地域がいくつもあります。

自分の意思では頑なに人を殺さない主人公マコトは主人公らしい存在ですが、
「軍の基地を壊しても逆に小さな紛争は増えている」という本作の内容は、ユウキのような独裁的存在を肯定しない為の嘘だと感じましたね。
軍や警察組織を壊滅しようとしてるわけではないですし、いずれ紛争に関わっている組織もユウキは放置しておかなかったでしょうから。

ということで、
作品の展開としてはいいんですが、ユウキが活動を止められてなければ地球は圧倒的に平和になったでしょう。
まぁ、
現実の独裁者やそれに近い人はもっと人間的に問題があるでしょうから、現実世界はなかなか平和にはならないんですけどね。

・終わり方について
ユウキが急にしょぼくなり、逆にマコトは覚醒した感じになり、「この力(超能力)はいずれ人類が地球を離れ別の惑星で暮らす為だ」という解釈になり、新たな惑星で創造主となるようなユウキの姿で終わります。
涙ながらにユウキを殺す、とかありがちな終わり方でなかったのは個人的にイイと思いました。

ということで、
森恒二先生の作品が好きな人に、超能力ものが好きな人に、
人類の未来・社会問題などを考えている人にもオススメ
です!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「デストロイ アンド レボリューション」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#マンガ感想文 #漫画 #マンガ #デストロイアンドレボリューション #森恒二 #超能力

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