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漫画「学生島耕作」「学生島耕作~就活編~」感想(完結作品を語る! #281)

「学生島耕作」「学生島耕作~就活編~」(弘兼憲史)
連載期間 2013年~2018年(イブニング)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「課長島耕作」のスピンオフの今作。
「学生島耕作」は全6巻、「学生島耕作~就活編~」は全3巻。

マガポケというアプリで全話読みました。

早稲田大学に通う島耕作の初々しい姿が楽しめます!
島耕作は社長になったくらいから様々な女性と浮き名を流すことがなくなってしまうわけですが、この学生島耕作はその点でも楽しめます
し、まだまだウブな大学生の島耕作の体験には共感しやすさがあります!

あと、
1960年代後半という時代的に学生運動が盛んで、その描写も多く見られます。
自分が大人であるのと弘兼先生の描き方もあり、狂気の沙汰にしか見えない左翼活動家達が怖いです。誇張もあるんでしょうが実際にこんな状態の人達がいたというのが理解しづらいです。
ポジティブに捉えるなら、なんだかんだ若者や日本に余裕・エネルギーがあったからこういう活動が出来たんでしょうねー。

キャラ的には、
オリジナルキャラも魅力的ですが、ぐれちゃんに樫村など島耕作シリーズで重要な人物も出てきてテンション上がります!

今野さんに典子さんまでもちょこっと…。

さて、
「十人十色、人それぞれ。幸せの尺度はみんな違う」という言葉が響きました!島耕作らしいですし。
というか、
そうなんです。課長に始まりこの作品連載時は会長くらいだった島耕作という人物は長期連載の中でその人物像がハッキリと定まったと思うわけです。
なので、
この学生島耕作には島耕作の魅力の要素というかエキスというか、そういうものがギュッと詰まってるんです!

終わり方について。
卒業式の日が描かれるんですが、そこでの島耕作の行動がまさに彼
なんです!
他人が困っている時に自分の都合は考えないで相手の為に行動する、見習いたいものですし感動しますよ。

そして
「出会いがあれば別れがある。その繰り返しが人生だ」という言葉。
社会人となり活躍する島耕作という人物を知っている私にはグッと来ますし、当然誰しもに当てはまることで、過去と未来を想わせてくれる
わけです。

島耕作シリーズで一番良かったかもしれないです。
短い中に多くの喜怒哀楽が描かれた名作と言ってもいいでしょう。

ということで、
島耕作シリーズ気になってるけど長いからなぁという人に、学生運動など1960年代の空気を感じてみたい人に、
まだまだ可愛らしい島耕作を愛でたい人にもオススメ
です!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「学生島耕作」「学生島耕作~就活編~」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#漫画 #マンガ #マンガ感想文 #学生島耕作 #課長島耕作 #就活 #弘兼憲史

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