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漫画「ドラゴン桜」感想(完結作品を語る! #380)

「ドラゴン桜」(三田紀房)
連載期間 2003年~2007年(モーニング)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「ドラゴン桜」は、
東大合格の為の勉強法・受験のテクニックや裏技的なことを盛り込みつつもエンタメ作品
として成り立っています!
メディア化し人気作となったのも頷けます。
全21巻。マガポケというアプリで全話読みました。

個人的に逆に、
エンタメの塩梅がいまいちなのが三田先生による別作品です。
いくつか読んだんですが、何か社会生活を送る上で伝えたいことがあって、それをマンガにするのは大いにアリだと思いますが、マンガとして面白くないと微妙です。

今作の物語はというと、
東大になんか行けなさそうな学校の生徒、男女一人ずつが東大受験する話
他にも東大受験する男女一人ずつが話に加わり軽い恋愛要素はあるんですが、本筋から外れていかない物語の構成なんです。
無駄に恋愛や性愛要素がないのは非常にイイです!

ちなみに、
主人公は元暴走族で学校の運営に関わる弁護士になった桜木。
自分の為に生徒を東大に行かせようとするというのも綺麗事でない感じがイイ
です!

あと、
偉人達に似せた特別教師陣のキャラや勉強法も面白くてスッと体に入ってきます。
マンガ的にいえば、次の話が気になる終わり方も上手いです!

印象的なセリフ。
「本当の自由とは…自分のルールで生きるってことなんだよ」です。
個人的にかなり響きました…。

ということで、
学ぶことが好きな人に、10年後を描いた続編を読む前に、
いっちょ東大受験するか!と言いたい人にもオススメ
です!


・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)

一人、厳密に言うと三人は合格し、一人は不合格となります。
ただ、一人だけ東大に合格出来なかった男の子も、「積み上げたことは失敗じゃない」と言っていてよかったです。
受験は重要ではあるものの長い人生の一要素にすぎないわけですからね。

そしてラストは、
新たな年度を迎え何も言わずに校舎に入ろうとする桜木と正面玄関横に植えられた桜の木、つまりドラゴン桜を描き、物語は幕を閉じます。

言葉で語る必要のあることをたくさん描いてくれたわけですが最後は何も言わないという、文句のない終わり方です!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「ドラゴン桜」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#マンガ感想文 #漫画 #マンガ #ドラゴン桜 #三田紀房 #東京大学 #東大

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