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個人商店

昨日ね、近くの駅のジーンズ屋さんに行ったんです。
もう50年以上も住んでるのに、初めて行きました。今まで履いていたジーンズが、ボロボロになっちゃったから、新しいのを買おうと思って。
店は、オープンスペースだから、ドアを開けることもなくそのまま入ってみると、おじいさんがひとりいらっしゃって、対応してくれました。
いろんなジーンズを出してくれて、中にはジッパーじゃなくてボタンの物もあってね、これみんな探してるんだよって、教えてくれました…ジーンズは、最初、ジッパーじゃなくてボタンだったそうです、社会の窓ね。
(今どき、社会の窓って言葉わかる?)
このボタンのジーンズがもう無いそうで、価値あるジーンズなんですけど、残念ながらサイズが合いませんでした(涙)
いい店だなぁって思ったら、この店、もう閉めるんだって…
もう54年やったから終わりにしようって… 奥さまが最近亡くなられたそうで、寂しいって…
このお店、大阪万博の年に始めたそうで、きっとその頃はこの駅前も賑やかだったんだろうなぁー
こんな個人商店が、なくなっていくのが寂しいですね…食の店にしても、やっぱり個人で営んでいる店が好きです…それぞれに個性があって、融通がきいて、楽しく美味しい…
いつまでもあるといいのにね、楽しいお店が…

ジーンズ3本買って帰りました。

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