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ファンDiscordとは〜Vtuber界隈を俯瞰して考える〜

「ファンDiscordって何?」と問われた時にきちんと答えられるようにしたいと言うのがきっかけでした。

ファンDiscordがどの位置に属して、何のために機能すべきなのかを考えてみたいと思います。 

ファンDiscordの利用者の属性

仮に私が運営してるファンDiscord「ゴリスナーDiscord部」を中心として考えます。

Discordの利用者は、「ゴリスナー(にじさんじ所属の椎名唯華のリスナーの総称)」が主な利用者です。

さらにゴリスナーを大きなくくりで見ると「にじさんじ」を見ている人になり

もっと大きなくくりで見ると「Vtuber」に興味がある人になります。

Vtuber界隈の土壌を見る

「Vtuber」に興味がある人を分析するにあたり「どういうきっかけでハマったのか」「なぜ継続してVtuberを追っているのか」の2つの視点から見る。

まず、「どういうきっかけでハマったのか」

「Vtuber」の要素を分解すると「YouTube」「配信」「ゲーム」「アニメ」「歌」「演劇」「動画」などなど。

オタク文化やサブカル文化からの系譜が強く、「ニコニコ動画」や「生主」の延長線上、もしくは派生によって生まれたのが「Vtuber」にあたる。

アニメ好きや、ゲームをするor見るのが好きという人もいるが、「絵」や「動画」、「歌」など自身もクリエイターとして活動している人や技術を持っている人がVtuber界隈に参加している傾向がある。

この傾向は「Vtuber」本人だけでなく、リスナーもその傾向にある。

Vtuberを追い続ける理由

「なぜ継続してVtuberを追っているのか」を考える。まず、Vtuberの魅力を書き出してみると以下の通りになる。

・継続的な供給

・表現の多様性

・Vtuberとリスナーの共創関係

1つ目「継続的な供給」は、この界隈にいる人なら分かるが、何かしらのニュースは毎日のように流れてくる。

所謂「推し」が活動していなくても、その周りの環境は目まぐるしく動いているのが現状である。

従来のアニメなどは「公式」と言われるところの供給が全てであり、発表の頻度もマチマチである。

しかし「Vtuber」という大きなくくりで見るのであれば、供給が途切れることはVtuber界隈が壊滅しない限りそれは起こりえない。

継続的な話題提供、供給があるという環境はそれだけで人を惹きこみ続ける。

2つ目「表現の多様性」

今、Vtuberは8000人超え(2019年5月6日現在※1)、そのキャラクターの数だけ個性があり表現の方法がある。

さらに、他の界隈では珍しいVtuber同士の「コラボ」が頻発する傾向にある。

Vtuber同士の化学反応で生まれる表現により、表現の可能性は爆発的に増大する。

供給の強化に加え、表現の多様性により、人を魅了し続けている。

Vtuberとリスナーによる新たな関係

3つ目「Vtuberとリスナーの共創関係」

私はこの界隈において1番の特徴であると思ってます。

表現の中心である「Vtuber」とそれ見るリスナーによって表現を共に創るのである。

他のジャンルを見た時、漫画であれば「原作者」と「読者」が交わることはない。そこには絶対的な壁がある。アニメも「製作者」と「視聴者」の関係は崩れず、「製作者」側から「視聴者」に向けての一方通行な関係である。

もちろん2次創作などの応援などはあるが、それが公式の表現に反映されることはない。あってはいけない事であった。

しかし、「Vtuber」は「リスナー」とともに表現を共に創る。

今まで存在していた「表現者」と「視聴者」という絶対的な隔たりをなくし、表現者である「Vtuber」が「リスナー」側から生まれたリアルタイムな表現や意見を取り入れてくれることがこのVtuber界隈の1番の特徴ではなかろうか。

この感覚は他の界隈では味わえない。

自分の意見やコメント、ファンアート、創作物が、「表現者」もとい「Vtuber」に伝わり反応や反映してくれる。

自分はこの界隈にいて良いんだという「他者貢献」の意識が生まれることにより、この界隈に身を置き続けるのである。そのため、Vtuberのリスナーにクリエイターが集まりやすいのである。

VtuberリスナーとファンDiscordの存在理由

まとめに入ります。

まず、ここまで考察してきて、ファンDiscordを利用するVtuber界隈にいる人は

サブカルチャーに精通し、自身もクリエイターである」人が多く

毎日新たな表現に出会い、さらにはVtuberとリスナーの関係性に魅了され、界隈に継続して参加している」人である。

Vtuberの配信は、リスナーにとって「視聴する」というより「参加する」という感覚に近いのかもしれない。

そういう人たちにとって、「ファンDiscord」はどういった機能が必要なのか。

1つは、推しのVtuberのことを知ること

毎日のように起こる話題についていくために情報を収集できる場は必須である。

Twitterでも良いが、Twitterの特性上、情報が散乱しやすく、共有することには向かない。

Discordはその点、情報をまとめる機能には優れているため、活用しやすい。

そしてもう一つ、Vtuberとリスナーの関係を良好にするために「感謝」を伝える場が必要である。

このVtuberとリスナーの共創関係を健全に保つのは大変難しい。

表現者は1人に対し、リスナーは複数である。意見やコメント、重圧に押しつぶされてしまう危険性もある。

そこで、リスナー側に求められる態度として「相手への信頼」と「感謝の気持ち」が大事であると考えている。

この理由はアドラー心理学によるものだが、ここで語るには長すぎるので割愛する。

「相手への信頼」は自分自身の心の持ちようなので厳しいが「感謝の気持ち」を促すことはできる。これは、ファンDiscordとして様々な企画を実施してきた実績があるからだ。

以上のことから、

「情報収集と集積」と「感謝を伝える場」という2点がファンDiscordとして機能すべき要素になると私は思っています。

まとめ

私自身が書きたかった、Vtuber界隈を取り巻く環境を書けたので満足しています。

私自身、Vtuberとリスナーの関係である「共創」が好きなところであり、興味があるところです。

共創によって起きる弊害や危険性なども深く考えていきたいのですが、次回に回したいと思います。ファンDiscordについてもまだ書きたいこともありますしね。

かなり駆け足で書いてしまいましたが、如何だったでしょうか。ぜひともコメントなど残していただけると幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ゴリスナーDiscord管理人 月の石

出典

※1 MOGULIVE (https://www.moguravr.com/vtuber-8000/)

#Vtuber #バーチャルYouTuber #ファンDiscord #にじさんじ #リスナー #共創 #コンテンツ会議




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月の石

ゴリスナーDiscord部の記録

にじさんじ所属の椎名唯華さんに「感謝」を伝えるために開設した『ゴリスナーDiscord部』の管理者の記録です。
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