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NHKブラタモリ「渋谷」と大山街道と神奈中バス

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家の近所で撮影した、神奈中バスの写真です。バス趣味的に記載しておくと神奈川中央交通西 伊勢原営業所い64号車 三菱エアロスターPKG-MP35UMです。

家の近所の中で、黒板塀や、遠くに見える「よろずや」の店舗、狭い道を大型バスが通る、何となく、いい雰囲気の道だなー!と思って撮影しました。

実は、この道、古くは赤坂から渋谷を通って大山阿夫利神社に至る、「大山街道」の由緒正しき旧道だったのです!!

ボクは、鉄道好き、バス好きから派生して、工場好き、近代産業遺産好き、そして、さらに沼にハマって、古地図などを眺めながらの、古い街並み散歩するも大好きになっていったボク。訓練を積むと!?何となくその街の臭いを嗅ぎ分けることができるようになる!?その成果として、今回、見事に「大山街道」の残り香を嗅ぎ当てた!というお話でした。

古くは、名著、今和次郎「考現学入門」に始まり、

赤瀬川源平さんの「路上観察学入門」を読み漁り、

ボクの路上観察スナップ写真に大いに生かされてきました!

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もちろん、路上ポートレート写真撮影に役立つこともしばしば。

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そんなボクにとって、NHK「ブラタモリ」は毎回楽しみにしている番組です。
しかし、前々回の「渋谷」と、前回の「NHK」も拝見しましたが、まぁ、正直、もう少し掘り下げて欲しかったというのが、正直な感想かな。
特に、変わりゆく街「渋谷」については、現在の再開発の中でもわずかに残る、「花街」や老舗の店舗、路地裏等の文化の街「渋谷」の名残を、もう少しタモリさんに詳しくぶらぶらしながら紹介して欲しかったところですが、その破壊的再開発を推進する不動産会社が番組協力をしていたし、あれ以上再開発を否定できなかったのかもしれませんね。

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渋谷百軒店から、円山町を通って、神泉までの散歩。
最後の写真に写っているアパートは、有名な「東電OL殺人事件」の事件現場です。。。

まぁ、小西康陽さんの「渋谷系」に憧れて、高校の時に初めて降り立った「渋谷」に深い思い入れを抱き、その後は、植草甚一氏(JJ)の語る渋谷の在りし日に思いを馳せながら、文化の名残を探して何度となくくまなく歩きまわった思い出多き街、「渋谷」。
レストラン「レンカ」(既に閉店)、クラシック喫茶「ライオン」、そして、「ムルギー」のカレーを今でもこよなく愛するボクではありますが、2013年の東横線ホーム地下化、副都心線乗り入れ以降については、ボクはもう、渋谷の街の変化について、いちいち懐古的に追慕するのは諦めていると申しますか、「あの街は、変化するべくして変化する街なのだ」と受け入れて、揺蕩う街を前向きに眺めることにしました。

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東急東横線、懐かしの地上ホーム。

そんな、「ブラタモリ」の番組の中で、有名な渋谷スクランブル交差点とJR山手線、埼京線の立体交差について語られており、その道はこそ昔の「大山街道」だったことを知り、改めて、「大山街道」の地図を辿ってみたところ、最初の神奈中バス写真の撮影場所が、大山街道そのものだったことに気付いたわけであります。

大山の麓に居住して、渋谷に毎日通勤している(小田急線なので、旧大山街道に沿っているとは言えませんが)というのも何かの縁!?

改めて少しづつ大山街道の名残などを調べてみたいと思いました。




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