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蒸気機関車デゴイチ三重連の写真より

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祖父母や親戚、近所の御年配の方など、岡山の少し古い家には、必ずと言ってよいほど飾ってある写真がありました。
ボクはその写真を持っていないので、絵を描いてみました!

1973年、伯備線布原信号所の鉄橋を走る、蒸気機関車D51(通称デゴイチ)三重連の写真。
当時、全国的にも少なくなりつつあった蒸気機関車=SLに、一種の「郷愁」を求めてか、鉄道マニアのみならず、老若男女問わず、「SLブーム」が巻き起こります。

日本全国でいくつかの有名SL撮影地に、非常にたくさんの人が集まることになりましたが、その一つが、この伯備線布原信号所(現在は布原駅)鉄橋でした。
鉄道マニア的な、詳しいお話は、鉄道BLOGに記載しましたw
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昨今、「撮り鉄」と呼ばれる鉄道写真を撮るマニアのマナーの悪さが指摘されていますが、その元祖とも言えるかもしれません。
撮影場所は、「新見市」という、中国山地の山中の小都市から、かなり山に分け入って、徒歩だとかなり遠くて相当な起伏もあります。
人里離れた山の斜面に、マニアを超えて、熱狂的な人々が溢れかえるのは、異様な光景だったことでしょう。
そして、他人の敷地にもかかわらず、山の斜面には、三脚が乱立し、一瞬のシャッターチャンスを求める人々の怒号であふれていたと言います。
しかしまぁ、当時はおおらかな時代だったのか、地元の人も茂みや下草を刈ってお立ち台に人が集まりやすいように整備してくれて、機関車の運転士も、迫力がある写真が撮れるように、必要以上に石炭をくべて、煙が多く噴き出すようにサービスしていたとか。

ボクの父親や叔父さんも、決して鉄道マニアではないのですが、やはり流行に乗って現地には赴いたらしく、誰かの家に行ってこの写真を見付ける度に、当時の熱狂的なブームの様子と、デゴイチの迫力ある走りについて、嬉しそうに語ってくれました。

その後、伯備線は電車化され、今でも陰陽連絡の幹線としての役割を担っていますが、伯耆大山や中国山地の山並みを背景に、高梁川の渓流に沿って走るその情景は、非常に風光明媚とも言えるため、今でも特急「やくも」や貨物列車を中心に、熱心に伯備線の写真を狙う「撮り鉄」の方々も多くいらっしゃいます。
列車本数もそれほど多くないのに、何もない山中で、カメラと重い望遠レンズと三脚を担いで歩き回り、そして、何時間も列車を待ったり、さらには、車で沿線の道路から、列車と追いかけっこをしながら、何枚もシューティングしたり・・・みなさんが撮られたその入魂の一枚を見ると、頭が下がりますが・・・まぁ、ちょっとボクは、写真は好きにもかかわらず、そこまで追いかける「撮り鉄」にはなれないかなぁ。
どちらかというと、乗って楽しみたい「乗り鉄」なのかなぁ。

とはいえ、ボクも特急とはまた違った迫力ある魅力を持つ「貨物列車」も好きで、貨物列車は、もちろん人が乗ることはできませんから、今回、久しぶりに「プチ撮り鉄」に挑戦してみたわけです。

貨物列車の時刻は、一般の時刻表にも書いてありませんので、WEB上でマニアの方が作成された、「ダイヤグラム」(運行表)を元に、何も知らない母親を乗せたまま、岡山県の新見駅までドライブしてきましたw(もちろん、他の用事の都合もあったのですが・・・お母さんごめんなさいw)

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鉄道写真としては、手前の柵が邪魔!!微妙に、貨物列車のお尻まで写っていない!!!等々、いろいろ指摘されそうな写真で、やはり、日頃から「撮り鉄」を極めるべく努力されている方々と比較すると、非常に下手くそな写真ですがご容赦願います。涙

伯備線の貨物列車について、さらに詳しくご覧になりたい方は、鉄道BLOGをご覧ください!
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それでは今日はこの辺で。


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