モアイ

アラサー独身無職カナダに住んでいます。

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最近の記事

先生!

私の中学校は各学年2クラスしかない小さな学校だった。中学一年生の時の担任は新任の体育教師だった。ポルノグラフィティのボーカルにそっくりの26歳でいつも青いジャージを着ていた。 今思えば右も左もわからない状態で田舎の学校に赴任になり一生懸命に毎日をこなしていたのではないだろうか。 給食当番の時に「ご飯装うの上手いなぁ」と言われた。 京都研修で夜中に部屋を抜け出したのがバレてこっぴどく怒られた。 昼休みに先生を呼び出し、世界に一つだけの花を友達と演奏してあげたらめちゃくちゃ喜

    • キンドルのある生活

      タイトルで大体わかるけど、キンドルを買った。カナダに住み始めて早3年。バンクーバーの図書館には日本の本があるから、足しげく通い大好きな西加奈子さんの本を毎月のように借りた。西さんは昔何度か読んだことがあって、円卓とか黄色いぞうとか、その当時はなんだかファンタジーとノベルの融合というか、不思議な本を書く人だなぁと思っていた。でもありがちなんだけど、サラバ!を読んでmind-blowing というか、すっごい衝撃を受けてこんなに繊細な心情を小説で書けるんやという、ていうか今までこ

      • 右も左もイラン人

        多くのイラン人は自分の事を”ペルシャ人”と呼ぶ。もともとあのあたりに住んでいた民族の呼び名だそうで、ペルシャ絨毯とか、ペルシャ猫とか結構日本でもおなじみのペルシャ。でもその中身はとってもミステリアスである。イランはアメリカと仲が悪い。今年の頭にもイランの英雄的な重要人物がアメリカのドローン爆撃により殺害され、戦争が始まる寸前までいったのが記憶に新しい。 という訳で、日本人でも一旦イランに入国すると次アメリカに入国しにくいとかがあるようで そうだ、イランに行こう。 とはなかな

        • 一人旅のススメ

          私は一人旅が大好きで大嫌いだ。全部のプランを考えるのもめんどくさいし、予約するのもめんどくさいし、一人でご飯を食べるのだって別に好きじゃない。仲の良い友達と行く旅行の方が気楽で楽しい。でも一人旅をすると毎回、忘れられない経験をする。 台湾私が初めて一人旅に出たのは23歳の時だった。選んだ場所は台湾。近くて安くてお手軽という理由で決めた。ゲストハウスに三泊した。 現地の事は全くわからないので、現地のガイドをお願いした。と言っても旅行代理店とかではなく、MEETRIPというS

          外は晴れ!悩んでいる暇はない。

          2年前のある夏の日。 私はバンクーバーの観光地、ガスタウンのはずれにあるスキンケアのお店で働いていた。いつも通り職場に向かい、オープンの準備を進めた。その日は同僚のシドニーと二人体制。天候も良くバンクーバー、ガスタウンは観光客で賑わっている。 普段なら11時の開店と共にノンストップでお客さんが出入りする店内。 しかし、その日はとても静かな朝を迎えた。 年頃の私たちは、客のいない店内で最近デートしている男の子の話で盛り上がる。私自身、その当時の彼と喧嘩中でとても暗い気持ちに

          外は晴れ!悩んでいる暇はない。

          マルペンサ国際空港

          2018年8月某日、私はイタリア・ミラノにいた。カナダから帰国時にヨーロッパに立寄ったのである。逆回りにはなるが日本からヨーロッパに行くよりカナダから行く方がよっぽど便利だった。あと、世界一周したって言いたかった。 約20日間の一人旅。ロンドン→パリ→ローマ→フィレンツェ→ミラノ の順で回った。この旅は思い出深く、テムズ川のほとりでビールを飲みながら号泣(カナダ人彼氏とここから遠距離スタートしたため)、ムーランルージュに行ったものの高過ぎてチケット買えず、声をかけられたすぐ

          マルペンサ国際空港

          歯抜けとタトゥーと私と #キナリ杯

          カナダにきてから一年弱、周りを見渡すとどいつもこいつも身体にタトゥーが入っている。サラリーマンも主婦も、フワッと系女子もパンク系女子も、職場の同僚もなんなら、マネージャーまでもが入れ墨族。噂には聞いていたものの、、接客業なのにいいんですか?とか日本人的な感覚が中々ぬけない。 デザインも様々で、日本でイメージする夜の蝶や、ヤーさんのそれを指すTHE入れ墨、みたいなデザインは非常に少ない。とても可愛いのが多くて、ワンポイントのパイナップルとかアートっぽい一筆書きのお花だとか、本

          歯抜けとタトゥーと私と #キナリ杯

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          シンガポール

          シンガポール

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          ホワイトイエローブラック

          バンクーバーに住んで約1年半になる。最近個人的に気になっているのが ”White Privilege” について。日本ではあまりなじみのない言葉だが、要するに”白人の特権”である。有色人種(黒人、ヒスパニック系)に比べ、高い賃金が払われたり、就活が上手くいったり、白人であるだけでその恩恵を受けているということだ。特に米国では黒人を撃った白人警察官が罪に問われないケースが多い。その黒人には何の罪もなかったりする。 先日Netflix で Hello Privilege. It

          ホワイトイエローブラック

          どうもわたしです

          今回は私について考えてみようと思う。 私はとても飽きっぽい人間だ。スポーツにしても趣味にしても仕事にしてもある程度の知識や技術を身に着けると、熱意を失ってしまう。ずっと一つのことに集中しているエキスパートな人々は本当にすごいなぁと思う。 幼稚園の時の文集に将来の夢は銀行でお金を数える人と書いてあった。なんだその全っ然かわいくない夢。でも確か別に銀行で働きたかった訳ではなくて、単純にボキャ不足で自分の夢(何だったか忘れたけど)を先生にうまく伝えられず、【銀行でお金を数える人

          どうもわたしです